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Web標準Blogでは、Web標準の利用に興味のあるWebサイト管理者、Webデザイナーの方向けに、Web標準を利用するための手法やノウハウ、参考になるリソース等を、国内外を問わずご紹介します。

なお当Blogでは、Web標準に関する疑問や質問を募集しています。Webコンテンツ実装プロセスにまつわるお悩みでも結構ですので、お気軽に電子メールでstandards@mitsue.co.jp宛にお送りください。

2005年11月22日

Web標準と新たなプロフェッショナリズム

2005年11月15日
Molly E. Holzschlag著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Web Standards and The New Professionalism」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

ディズニーストア・イギリスのWebサイトにおけるリデザイン大失敗の余波を受け、今なお多くの言及を耳にするなか、私たちはWeb開発者やデザイナーのための新しいプロフェッショナリズムを定義する渦中にあると考えるようになりました。

AccessifyのIan Lloydによるインタビュー記事「Accessibility: The gloves come off」において、Webデザイナーおよび開発者向けの教育やトレーニングの場でしばしば協働することのあるAndy Clarkeは、耳を傾ける価値のある、力強いメッセージを発しています:

まだ入れ子にされたレイアウトテーブルやスペーサーgifを使ったり、アクセシビリティを無視するような人々は、もはや自分たちをWebの専門家と呼ぶことができません。

問題の核心はシンプルです:私たちは私たち自身の技能を知らなければなりません!そして知らないことについては素直にそれを知らないと認め、学ぶことにオープンでなければなりません。Clarkeはまた、次のように指摘しています。

今や、人々がWeb標準やアクセシビリティのテクニックを学ぶのを手助けする多くのWebサイトやBlog、出版物があるのだから、意味的なマークアップやCSSを用いない理由など存在しません。

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2005年11月21日

Keio SFC ORF 2005

慶應義塾大学SFC研究所様主催で、Open Research Forum (ORF) 2005というイベントが今月22、23の両日に六本木アカデミーヒルズ40で開催されます。W3C慶應ホストでは、11月22日にセマンティックWeb、音声ブラウザ(Voice Browser)、国際化をテーマとした講演を行うとのこと。また展示ブース前で開催される技術チュートリアルでは以下に列記するテーマを取り扱うそうです。

Web標準のなかには多くのW3C標準が含まれています。W3Cの活動、またWebの標準化やその未来について触れる良い機会ではないかと思います。興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。詳細は、[ORF 2005] W3C フォーラム イン ORF 2005 ― W3C 標準活用術をご覧ください。

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2005年11月21日

CSS Nite Vol.3

株式会社スイッチ様が企画・運営されておりますCSS関連のマンスリーイベント「CSS Nite」の第3回において、当Blogの運営にも携わっております弊社WEB開発チームの木達がゲスト出演させていただくことになりました。12月15日午後7時スタート、 会場はApple Store Ginza、入場は無料(事前登録不要)です。もしよろしければ、是非ご参加ください。

なお、これまでに木達の執筆したWeb標準関連のコラムを以下にまとめてご紹介しておきます。

また、監修に携わった以下の2冊の書籍が好評発売中です。

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2005年11月21日

W3C Feed Validation Service

W3Cが、RSSやAtomといったフィードの文法チェックを提供する「W3C Feed Validation Service」を公開していました。これは誰でも無料で利用できるサービスで、URLを入力するか、もしくはフィードのソースをフォームに入力する方式のいずれかを選択してチェックを行います。

サービスページ冒頭にある「FEED」という文字列が4色に塗り分けられているのを見て、オープンソースのfeedvalidatorを用いたFEED Validator for Atom and RSSページの見出しと似ている点に気づいた方もいらっしゃるかもしれません。それもそのはず、このサービスはfeedvalidatorのソースを元にして作られているのです。

ちなみに、SOAPインタフェースを用いるFeed Validator Web Service APIを使えば、サイト上に限らず外部のアプリケーションからも同サービスを利用することが可能となっています。

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2005年11月15日

CSSハックの使いどころ

CSSハックの使いどころについて、ご質問をいただきました。

IEBlogよりIE7においては、CSSハックの一掃をうったえていますが、一般的な制作会社などでは、どのくらいCSSハックを使用しているのでしょうか?
またCSSハックを使う、使わないの判断の基準などはどのように なっているのでしょうか?
個人的にはなるべくハックは使いたくないのですが、ボックスモデルハックなどは便利なので、つい使ってしまいます。

一般的な制作会社などでは、どのくらいとのご質問については、統計をとったことがありませんし、そのような定量調査を行うこと自体極めて困難ではないかと思います。単純に使ったことがあるか否かという問いであれば、大多数の制作会社がYESと答えるのではないかと思いますが、それは筆者個人の推測に過ぎません。ですから、弊社のWeb標準準拠サービスにおける考え方のご紹介をもって、お返事とさせていただきます。

まず(X)HTML文書については、DOCTYPEスイッチを備える視覚系ブラウザに対し原則「Web標準準拠モード」でレンダリングされるようDOCTYPE宣言を記述し、かつ文法的に妥当(valid)なマークアップを行います。そのうえで、スタイルシートの作成に際しては、以下の方針を採用しています。

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2005年11月11日

a要素とtitle属性

a要素とtitle属性の実装手法について、以下のようなご質問をいただきました。

PC-Talkerではaタグ内の要素よりtitle属性が優先されるということでtitle属性をつけるとこちらを読み上げます。基本的に目で見える情報と音声で聞く情報は同じものを提供することを考えると

<p><a href="xxx" title="このページの最初へ">このページの最初へ</a></p>

になってしまいます。これでは、特定のブラウザに特化しすぎて本来の使い方と違うと思うのですがどのように判断をすればよいのか非常に迷っています。

aタグのtitle属性の使い方について何かご意見・アドバイス・見解をいただけるとうれしいです。

ご存知無い方のために補足しておきますと、PC-Talkerというのは高知システム開発さまが開発・販売されているスクリーンリーダー(音声読み上げソフト)で、目の不自由な方が主にお使いになるものです。質問者の方は、title属性を付与したa要素をPC-Talkerに読み上げさせた場合、a要素としてマークアップした内容を読まずにtitle属性値を読み上げる状況に、どう対応すべきかといった趣旨の質問をされています。

まずtitle属性の定義を確認しておきますが、HTML 4.01の仕様書にはThis attribute offers advisory information about the element for which it is set.とあり、ある要素について助言のような情報を付与する際に用いられます。概してtitle属性は、無くても困らないけれども、あれば文書上にある情報の理解や利便性が高まる類の情報を提供するもの、と思います。

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2005年11月08日

WaSP Microsoftタスクフォースより:来るべき製品、XAML、Acid2、SXSW、およびIE7が明らかに

2005年11月2日
Molly E. Holzschlag著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「WaSP Microsoft Task Force Update: Upcoming Products, XAML, Acid2, SXSW, and IE7 Revealed」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

火曜日、WaSP Microsoftタスクフォースは、参加できるメンバーと直接ミーティングを開きました。場所は、雨の滴るシアトルの海岸沿いにあるスターバックスでした。この場所の設定は、多少予測できたかもしれませんが、ミーティングそのものは素晴らしく、時に非常に励まされる内容でした。

ミーティングには、WaSPからDL Byronが参加しました。Microsoftからは、愛嬌のよいBrian Goldfarb、Sam Spencer、Rob MauceriらWebプラットフォーム・プログラム・マネージャー、および1995年以来IEに携わってきた、IEプラットフォームおよびセキュリティ担当のグループ・プログラム・マネージャーにして伝説的なChris Wilsonが参加しました。

私たちは、新しいソフトウェアにおけるWeb標準サポート、XAMLの役割とMicrosoftの議題、Acid2テストSXSW、そして最後に最も重要なIEの進捗状況など、いくつかのトピックスについて議論しました。

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2005年11月08日

IE7の条件付コメント

2005年11月3日
Dave Shea著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「IE7 Conditional Comments」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

10月半ばにIE Blogは、IE固有の問題を回避するためにCSSハックを使用せずに、マイクロソフト独自の条件付コメントを使用するよう促しました。私は、新しいシンタックスに関する考えをまとめましたIE7では、そもそもCSSハックを使わざるを得ない原因の大半を取り除くことを目指しているため、それは十分現実的だと思いました。

しかし皆さんの中に、条件付コメントに関して、1台のPC上における複数のIEテスト環境で機能しなかったり、XSLとうまく共存できないなど、重要な問題を発見した人がいたことは明らかです。したがって私は、WaSPのメンバー数人がIEチームとミーティングを開くと聞いたとき、彼らに尋ねるための質問をいくつか作成しました。以下に示すのは、MicrosoftのChris WilsonとBrian Goldfarbからの回答をMolly Holzschlagが書き取ったものです。

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2005年11月07日

ディズニー・ストア・イギリスへの公開書簡

2005年11月3日
Molly E. Holzschlag著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「An Open Letter to Disney Store UK」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

ディズニー・ストア・イギリス様

私は直接あなた方のサイトのフィードバックページにこの手紙を書くべきでしたが、Accessデータベース上でエラーが発生してしまいます。 電子メールもまた、機能していないようです。 そこで代わりに、あなた方のチームの誰かが見つけて、また注意を払ってくれることを期待し、公共のフォーラムであるここに書くことにします。

あなた方が呼ぶところのリデザインはパロディであり、悲劇であり、そして困惑でもあります。以前のサイトは見た目にずっと美しかったばかりではなく、Web標準ベースによるデザインの好例でした。おそらくより重要なことには、イギリスの障害者差別禁止法(DDA:Disability Discrimination Act)に基づくアクセシブルなサイトでもありました。

あなた方は今や、Web開発とWebデザインにおける進歩を妨げる全ての悪習に後戻りしたサイトを手にしています。 あなた方がサイトに対して施したことから予想されるものを挙げてみましょう。

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2005年11月02日

ようやく見れた、Acid2テストの描く笑顔

2005年10月31日
Dori Smith著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「We love to see you smile」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

ちょうど10日前、DeanがAcid2テストについてこんなことを書いていました。

公式にリリースされているブラウザでテストにパスしたものはまだありません。

もはや、そのような状況では無くなったと言うことに、私は感動を禁じえません。勝者が現れたのです!

今日のMac OS X 10.4.3のリリースにより、AppleのSafari RSS(バージョン2.0.2/416.12)はAcid2テストに合格した(ベータ版でもプレビュー版でもなく公式にリリースされる)最初のブラウザとなりました。

Web Standards Projectを代表して、SafariとWebKitに貢献した皆さんに祝辞を述べたいと思います。よくやってくれました!テストにパスした資格を有するブラウザがSafariだけではなくなる日が訪れるのを、私たちは楽しみに待っています。

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