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2009年のWeb標準

2009年12月28日
フロントエンド・エンジニア 矢倉

2009年もあと数日ということで、今年のWeb標準について簡単ですが本Blogのエントリをもとに振り返ってみようと思います。

XHTML

1月にXHTML Media Typesの第二版が公開され、XHTML文書を公開する際のガイドラインがより現実を反映したものになりました。

7月にはXHTML2 Working Groupの活動終了がアナウンスされました。

XHTML 2.0の策定は中止されますが、XHTML自体が終了するわけではありません。

HTML5と関連API

2009年はHTML5の注目がとくにまった一年であるように感じました。

来年は最終草案の公開が予定されていますし、実装のさらなる進歩や実際に利用するケースもより多く見られるのではないかとおもっています。

CSS2, CSS3

3月に公開されたInternet Explorer 8でのサポートもあり、CSS 2.1がまた勧告に近づきました。CSS3については、Web FontsやBackgrounds & Bordersが実装・仕様ともに進んだ年であったように思います。
Web Fontsはフォーマットの違いこそありますがIEでサポートされていることもあり、海外では普通に利用しているものを見かけるようになりました。Internet Explorerについても、次期バージョンではセレクターやborder-radiusの対応を考えているようです。

HTML5とともに「古いブラウザーについてどう考えるか」が今後さらに重要なトピックになっていきそうですね。

おわりに

今年は、gihyo.jpでの連載、Web標準カリキュラムの翻訳、Web Designingへの執筆・連載やCSS Niteでの講演、書籍の監修など様々な機会をいただくことができました。

今後も様々な情報を公開していこうと思っています。来年も、Web標準Blogをよろしくお願いいたします。