Web標準Blogでは、Web標準の利用に興味のあるWebサイト管理者、Webデザイナーの方向けに、Web標準を利用するための手法やノウハウ、参考になるリソース等を、国内外を問わずご紹介します。
なお当Blogでは、Web標準に関する疑問や質問を募集しています。Webコンテンツ実装プロセスにまつわるお悩みでも結構ですので、お気軽に電子メールでstandards@mitsue.co.jp宛にお送りください。
2009年11月27日
HTML5 Japanese Interest Groupにご参加ください
フロントエンド・エンジニア 矢倉
HTML5 Japanese Interest GroupというグループがW3Cに発足しました。Initial Chair (議長) を私がつとめることもあり、紹介させていただきます。
HTML5について日本語で情報共有
HTML5 Japanese IGの目的は、グループのホームページや憲章にもあるように、次のようなものになります。
- HTML5や関連する仕様について、日本語で議論を行うこと
- 仕様に関するコメントや質問を集めること
- 定義されている機能について、日本固有のユースケースを集めること
成果として、上記の内容をまとめたものをノートとして公開することや、HTML WGをはじめとするグループやコミュニティにフィードバックするといったことを考えています。
設立の背景
HTML5への関心は世界中で高まっています。日本でもhtml5-developers-jpといった開発者コミュニティが登場し、多くの方が参加しています。
しかし、仕様に関する情報共有やディスカッションには、言葉の壁という大きな課題があります。また、HTML WG/WHATWG参加者の多くはアメリカやヨーロッパに在住しており、時差の関係から電話会議などに参加しづらいという不利もあります。
より多くの情報を集めるために、日本語で意見交換を行う場所があればよいという意見がW3Cメンバー内で出てきたことが、今回のInterest Groupの設立につながりました。
ご参加ください
HTML5 Japanese IGはパブリックなグループですので、誰でも参加することが可能です。
ぜひご参加ください。参加の手順も用意しています。
活動としては、仕様に関するコメント・質問を集めることを行いながら、日本語に関わってくる機能(HTMLの<ruby>や、Geolocationの住所取得APIなど)のレビューなどを行っていきたいと考えています。
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2009年11月20日
「プロクリエイターの作例に学ぶ XHTML+CSS 達人テクニック」が発売されます
フロントエンド・エンジニア 矢倉
もう先週のことですが、Web Directions Eastに参加してきました。Webのフロントエンドデザインだけではなく、ソーシャルWebやセキュリティなどバラエティに富む楽しいイベントでした。
さて、会場で先行発売されたのですが、私が監修として関わった「プロクリエイターの作例に学ぶ XHTML+CSS 達人テクニック」が毎日コミュニケーションズより発売されます。今週末から店頭にならぶとのことです。
「プロクリエイター~」は、カンファレンスにスピーカーとして登壇したCameron AdamsおよびAndy Clarkeら10人のクリエイターが執筆に関わった「Web Standards Creativity」の日本語版になります。透過PNGの応用やグリッド、タイポグラフィ、ウインドウサイズによって変化するレイアウトなど、幅広いトピックを実際の作例で確認することができます。
原著が2007年の発売ですが、内容として古くなってしまったものは特にないと考えています。ただ、ブラウザーのサポートや仕様に関する記述が古くなっていたこともあり、そちらには訳注として簡単に補足を行っています。機会があればお手にとって、ぱらぱらと見ていただければと思います。
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2009年11月12日
CSS NiteでHTML5の講演を行いました
フロントエンド・エンジニア 矢倉
先月29日と今月の10日に、CSS NiteにてHTML5に関するお話をさせていただきました。
内容はHTML5の目的や概要などを説明する基本的なものでしたが、好評を頂きとても嬉しく思っています。スライドの方はCSS Niteの該当記事、およびSlideshareにて公開しています。
今後も、こういった講演を含めてHTML5など新しいWeb標準に関する情報を発信していこうと思っています。「○○についてもっと知りたい」などありましたら、standards@mitsue.co.jp までお送りください。
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2009年11月06日
2009年10月のW3C
フロントエンド・エンジニア 矢倉
W3C Webサイトのリニューアル
10月13日に、W3CのWebサイトがリニューアルされました。デザインはAirbag Industriesが手掛けたようです。
見た目の大きな変更もありますが、仕様がWebデザイン、XML、Webサービス、セマンティックWebといったカテゴリに分けられたことで、大まかな関係などがわかるようになっています。
CSS3 Backgrounds & Borders
10月15日付で、CSS WGよりCSS3 Backgrounds & Bordersの最終草案が公開されました。実装者やデザイナーからの意見を取り入れ、構文や定義の変更が随所にわたり行われています。
HTML+RDFaの草案が公開
10月15日付で、HTML WGよりHTML+RDFaの草案が公開されました。
RDFaは、HTML文書にRDFを埋め込むための仕組みです。いくつかの新しい属性を追加し、既存の属性と合わせて処理規則を定義することにより、RDFをHTMLから抽出することが可能になります。
すでにRDFa in XHTMLという仕様が勧告になっていますが、これをHTML5でも使えるように処理を少し変更したものがHTML+RDFaになります。
HTML5にはマイクロデータという構造化データの表現方法も提案されており、今後どのようなかたちで進むかはまだ議論されている段階です。
Web Sockets, Web Workers, Web Storage, etc.
10月29日付で、Web Apps WGよりいくつかのAPI仕様の草案が公開されました。いずれも、HTML5仕様から分離されたものになります。
大きな変更は、これまでWeb Storageの中に含まれていたDatabase関連APIが、Web Databaseという一つの仕様に分離されたことです。DatabaseはSQLを利用するAPIですが、Mozillaなど一部のベンダーがその必要性に疑問をもったことなどから、機能を分離する運びになりました。
