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Web標準Blog

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2009年3月9日

CSSWGのTokyo F2F

フロントエンド・エンジニア 矢倉

普段はメーリングリストや電話による会議でコミュニケーションをとるW3Cのワーキンググループは、年に数度、Face to Faceなミーティングも行います。

さて、先週の水曜日から金曜日にかけ、CSS WGのF2Fが東京で開かれていました。CSS 2.1やCSS3モジュールの進展具合、またどのように議論されているのかを知りたかったこともあり、見学というかたちで二日目(木曜日)のミーティングに参加させていただきました。

二日目のトピックは、Syntax, Multi-column Layout, Media Queries, Backgrounds and Bordersなど、CSS3モジュールに関する進行状況の共有と、モジュールの解決されていない課題に関する議論でした。数多くの新しいプロパティが用意されているCSS3ですが、それらが他のプロパティと、あるいは仕様の機能とどう関わるかといった、複雑な話が多かったです。

進行役はOperaのCTOであるHåkon Wium Lie氏がつとめました。インタビューやW3C TPACで見かけたときの雰囲気から真面目な方という印象を持っていたのですが、非常に気さくで明るい方でした。ミーティングも時にジョークを交えながら、楽しい雰囲気で進んでいきました(もちろん、議論するときは皆さん真面目になってましたよ)。

私が参加していない一日目と三日目には、Japanese Layout Task Forceとの合同ミーティングや、CSS 2.1のテストスイート検証について、またCSS 2.1の解決されていない問題について話されていたようです。CSS3ではPaged Media(紙媒体など)におけるレイアウト機能などが強化されているのですが、Prince XMLAntenna House Formatterという二つのソフトウェアが実装を進めていることもあり、実装との兼ね合いなども意識し慎重に進められている印象を受けました。

見学というかたちではあったものの、意思決定に参加させていただいたり、貴重な経験をさせていただきました。HTML WGとはまた違ったF2Fの雰囲気も楽しめましたし、よい経験になりました。

今後のCSS

さて、F2Fで決定されたことなどを踏まえた、CSS仕様のステータスは次の通りです。

CSSが仕様・実装ともに大きく進む一年になりそうで、とても楽しみです。