Web標準カリキュラムがW3Cに移動
Operaが2008年から公開しているWeb標準を学ぶための教材「Web標準カリキュラム (Web Standards Curriculum)」が、W3C Wikiに移動することになりました。カリキュラムを管理していたOperaのChris MillsがOperaのDeveloper Relations TeamのBlogにてその経緯を語っています。
Web標準カリキュラムは、それまで使われていたWeb制作・Web開発に関する教材がWeb標準に基づいた古いもので、実践的なことを学べないという問題がきっかけとなり誕生しました。利用しやすいように教材を無料でオープンに公開したことには一定の成果があげられたようで、多くの学校や大学、企業内での利用が始まっているようです。
この試みを更に広げ、またより多くのフィードバックを得られるように、Dev.OperaからW3C Wikiへの移動が決定されました。英語版のコンテンツはすでにW3C Wikiに移動しており、W3Cのアカウントを申請すれば誰でも編集可能となっています。
さて、Web標準カリキュラムにはミツエーリンクスも翻訳というかたちで協力しており、現在までに8本の訳を寄稿しています。
- Web 標準カリキュラムの紹介
- インターネットと Web の歴史、そして Web 標準の進化
- インターネットのしくみ
- Web 標準のモデル -- HTML, CSS, JavaScript
- Web 標準 ― すばらしき夢、でも現実は?
- HTML の基礎
- HTML の 要素
- 適切な DOCTYPE の選択
カリキュラムには日本語の他にもいくつか翻訳があるのですが、それらについてはW3C Wikiの多言語対応などを調査している段階のようです。解決次第、これらも移動されるのではないかと思います。