“Design and Web” ― Adobeが新しい技術との関わりを紹介
Adobeが“Design and Web”というBlogを開設したことを知り、早速読んでいます。このBlogは製品プランやテクノロジープレビュー、業界のトレンドについて紹介することを目的にしているようで、彼らの製品と新しいWebデザイン関連技術の関わりを知るよい情報源になるのではと期待しています。
開設されたのは先週ですが、早速2つの記事が投稿されています。最初の記事“Canvas for Designers”では、「スマートペースト」と呼ばれる、Illusratorなどのベクター情報をcanvas
要素に変換しDreamweaverに貼り付けるという機能です。
記事に埋め込まれているビデオでは、アートワークを変換する基本的な貼付けから、データとアートワークを別々に用意してチャートを作成するといったことも紹介されています。
もうひとつは、複数のスクリーンサイズに対してスタイルを適用するDreamweaverの試験的な機能「マルチスクリーン・オーサリング」です。ビデオでは異なるスクリーンサイズでのプレビューが可能なUIとともに、その対応手法について紹介しています。
この機能はとくに独自拡張といったものではなく、メディアクエリーを利用して実現しています。メディアクエリーは個人的にとても注目しており、過去にこのBlogでも何度か取り上げたほか、昨年のWeb DesigningのHTML5+CSS特集でも紹介させていただきました。仕様書の翻訳も行っています。
他のモジュールと比べてそこまで利用されていない印象も受けるので、こういったオーサリングツール側でのサポートで注目されると普及にも一役買うのかなと思いました。