RDFa WGが設立
W3Cより、RDFa WGの設立が発表されています。
RDFaはXHTMLをはじめとするマークアップ言語に構造化データを埋め込み、RDFとして抽出できるようにする仕組みです。「メタ情報をXHTMLに埋め込むRDFa」で簡単にですが紹介しています。
憲章から、RDFa WGは現在のRDFa 1.0をベースに、次のような拡張を検討していることがわかります。
- ブラウザーや他のXML語彙から利用しやすいように、RDFaのAPI仕様を定義
- 簡易に記述できるように言語仕様を更新
- RDFaの属性をXML言語で汎用的に利用出来るように、語彙とセマンティクスを定義
RDFa 1.0はXHTML 1.1と統合された形で2008年に勧告されましたが、その後HTML5への組み込みやSVG Tiny 1.2に取り込まれたこともあり、ホスト言語に依存しない仕様が必要とされていました。
HTML5にはRDFaとは別に、マイクロデータという、メタ情報を埋め込む語彙とAPIが定義されています。また、RDFやJSONによるデータ出力も用意されています。HTML5では要素や語彙がDOMとして定義されていることもあり、RDFaについてもDOM APIが必要とされているようです。
RDFaはすでにGoogleのRich SnippetsやYahoo!のSearchMonkeyで利用されており、またYahoo! JAPANの検索プラグインでもサポート予定とのことで、広がりが予想されます。編集が簡易になることが検討されているようなので、RDFa自体の発展も楽しみです。