12月のW3C
CSS Marquee ModuleとCSS Mobile Profile 2.0の更新
12月5日にCSS Marquee Module Level 3が、また12日にはCSS Mobile Profile 2.0の勧告候補が更新されました。文言の修正が主となっています。
WCAG 2.0が勧告に
すでにアクセシビリティBlogの「Web Content Accessibility Guidelines(WCAG) 2.0」や、コラム「WCAG 2.0勧告がもたらすWebアクセシビリティの新しい時代」にて取り上げられていますが、
12月11日に、WCAG 2.0の勧告が関連文書とともに公開されました。
WCAG 2.0は来年のJIS X 8341-3の改訂にも利用されます。これについては、「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第24回 後編にて取り上げられていますので、是非ご覧ください。
SVG Tiny 1.2が勧告に
12月22日に、SVG Tiny 1.2が勧告として公開されました。
SVG Tinyはもともと携帯端末向けのプロファイルでしたが、近年の携帯端末の高機能化などがあり、SVG 1.2の中核仕様として策定する方針に改められました。このような理由から、今後はSVG Full 1.2ではなく、SVG 2.0の策定に動いていくようです。
Internet Explorerが対応していないため「使えない」などと思われがちのSVGですが、Googleマップの経路表示や、auのEZガイドマップに利用されており、なかなか身近で使われている技術です。
Element Traversalが勧告に
12月22日に、Element Traversal Specificationが勧告として公開されました。
Geolocation APIの草案が公開
12月22日に、Geolocation API Specificationの草案が公開されました。
Geolocation APIは、GPSや無線LANなどにより得た位置情報にDOMからアクセスするためのAPIです。Firefox 3.1などで試験的な実装が開始されています。スマートフォンや、Netbookなどから位置情報を利用したWebサービスで利用されるものと思われます。