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5月のW3C

2008年5月30日
フロントエンド・エンジニア 矢倉

WCAG 2とWAI-AGE

5月ではないのですが、4月30日に、WCAG 2.0”の勧告候補が関連仕様とともに公開されました。WCAG 2は年末の勧告にあわせて急ピッチで作業が進められています。

また、5月14日に“Web Accessibility for Older Users: A Literature Review”という、高齢者のためのアクセシビリティに関する文書が公開されました。欧州における研究結果などが主な調査対象となっているようですが、高齢化が進む日本にとっても注目すべき文書であるように思います。

なお、アクセシビリティ関連のより詳しい動向については、コラム「多様化していくWebアクセシビリティ」にてまとめられています。是非ご一読ください。

CURIE Syntax

RDFaやXHTML Role属性モジュールで利用される、短縮URI構文“CURIE Syntax 1.0”の最終草案が5月6日に公開されました。

CSS Snapshot 2007 / CSS Namespaces

5月16日に“CSS Snapshot 2007”の最終草案が、また23日には“CSS Namespaces Module”の勧告候補が公開されました。これらについては、「CSS スナップショット 2007と名前空間モジュールの最新版が公開」にて、簡単に取り上げております。

XHTML Access Module

方法に難のあったaccesskey属性を改善する、“XHTML Access Module”の最終草案が公開されました。Access Moduleはフォーカスだけではなく、ほかのイベントも結び付けられることも視野に入れています。

HTML5の最新草案が近日公開

さて、来週になりますが、HTML 5の新しい草案が公開される予定です。要素やAPI周りに数多くの変更や修正、機能の追加などが行われたものとなっています。公開され次第、また取り上げる予定です。