Web標準Blogでは、Web標準の利用に興味のあるWebサイト管理者、Webデザイナーの方向けに、Web標準を利用するための手法やノウハウ、参考になるリソース等を、国内外を問わずご紹介します。
なお当Blogでは、Web標準に関する疑問や質問を募集しています。Webコンテンツ実装プロセスにまつわるお悩みでも結構ですので、お気軽に電子メールでstandards@mitsue.co.jp宛にお送りください。
2007年12月20日
IE8がAcid2テストに合格
フロントエンド・エンジニア 木達
2007年12月19日
Bruce Lawson著
(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「IE8 passes Acid2 test」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)
なんとまぁ!でも、間違いありません。Internet Explorerの嘘っぱちな標準サポートに対し、Operaが欧州委員会に提訴したニュースのその直後、Chris WilsonはInternet Explorer 8の内部向けビルドがAcid2テストに合格したことを報告してきました。
これはIE8がfloartプロパティまわりの奇妙な挙動であるとか、面白おかしなhasLayoutなどのすべてを修正したことを意味するわけではありません。しかし、新たなブラウザ戦争にMicrosoftが参入することを決めたというのは、確かのようです。
2007年12月20日追記:Internet ExplorerチームのMarkus Mielkeによると、IE8でHasLayoutプロパティは過去のものになるようです。これは凄いことになってきました。
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2007年12月20日
開発中のIE8がAcid2に合格
フロントエンド・エンジニア 矢倉
IEBlogのエントリにて、開発中であるInterenet Explorer 8が、CSSへの準拠度を測るテスト「Acid2」に合格したと報告しています。エントリには、合格したことを示すスマイリーが紹介されています。また、IE Teamへのインタビューも公開されています。
エントリやインタビューにて、IE TeamはIE7の出荷後も、他の実装との相互運用性を向上させるべくWeb標準への取り組みを続けてきたと語っています。また、それらが既存のWebを壊すことのないよう、互換性の確保も慎重に行ったうえで、今回のAcid2合格が実現できたとのことです。
しかし、Acid2の合格がWeb標準準拠のすべてではありません。XHTMLのメディアタイプなど、対応の求められているWeb標準は他にいくつもあります。IEがより高い準拠度に向け開発を続けてゆくことを望んでいます。
なお、IE8については、来年3月に行われるMIX08カンファレンスにてその詳細が発表され、またベータ版のリリースも、上半期に予定されているとのことです。
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2007年12月19日
IE7の自動更新による配布は来年2月13日開始
フロントエンド・エンジニア 木達
既にINTERNET watchの記事などでも紹介されているため、ご存知の方も少なくないと思いますが、Internet Explorer 7の日本語版の自動更新機能による配布が、来年2月13日に開始されます。この具体的な日程は、12月17日付けで更新されたWebページ、Internet Explorer 7の自動更新による配布上で発表されたものです。
IE7英語版がリリースされたのは、2006年10月18日。日本語版は、その翌月11月2日にリリースされています。既にその時点で、英語版のほうは自動更新による配布が開始されていました。同様の方式を用いた日本語版の配布は、企業担当者らがバージョンアップに備えるための時間的・コスト的猶予が必要とされたため、当初はリリースから半年以内に開始と言われ、その後さらなる延期もあり、つい先日までは「2008 年以降」とされていました。
こうした過去の経緯から、日本国内と海外、特に英語圏とではIE7のシェアに大きな開きが生じていると思われますが、それも来年2月以降には急速に解消に向かうかもしれません。より標準に準拠したブラウザが、市場でより高いシェアを獲得することは、私たちWebコンテンツの制作者の立場でみれば、標準に準拠した制作の意義が補強され、またそのメリットや価値が相対的に増すことを意味します。そしてIE7はIE6と比べ出来の良い、標準により準拠したバージョンです。個人的には1日も早く自動更新による配布が始まって欲しいと願ってきましたし、また今回の発表を歓迎したいと思います。
ちなみに次期バージョンはIE7のリリースから2年以内、つまり2008年10月頃までの登場が予想されており、その名称がInternet Explorer 8であることは、既にIEBlogにおいて公表されました。一時期は、日本語版IE7の自動更新による配布が始まるより先にIE8が出荷されてしまうのでは?などと思っていたのですけど、今回の発表で杞憂に終わりそうです。
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2007年12月14日
OperaがヨーロッパでIEの独占を提訴
フロントエンド・エンジニア 木達
2007年12月13日
Bruce Lawson著
(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Opera complains to Europe over IE lock-in」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)
Opera Softwareの最高技術責任者でCSSの生みの親の一人でもあるHåkon Wium Lieは、Webコミュニティに宛てた公開書簡のなかで、Internet ExplorerがオープンなWeb標準をサポートし、またInternet ExplorerをWindowsにバンドルしないか、デスクトップ上に代替ブラウザをあらかじめインストールするよう、OperaがMicrosoftによる独占への不服を欧州委員会に対し申し立てた理由を書き記しました。
プレスリリースを以下に引用します。
Operaは委員会へ、Microsoftの不正な行動に対し二つの改善措置の履行を求めました。第一に、MicrosoftはInternet ExplorerをWindowsにバンドルしないようにするか、かつ/または代替ブラウザをデスクトップにあらかじめインストールしておくこと。第二に、Web制作コミュニティによって支持された、基本的でオープンなWeb標準をMicrosoftが準拠すること。この訴えは、悪名高き「吸収・拡大・抹殺」戦略でもってWeb標準を抑圧するのではなく、自ら公式にそれをサポートすると表明したことを順守するよう、Microsoftに呼びかけるものです。いくつかの市場において、標準に対するMicrosoftの一方的なコントロールは、より多くのコストをサポートに要し、整備することが難しく、また技術的に劣っており、使う人をセキュリティ上のリスクに曝すことすらあるような業界標準を作り出しています。
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2007年12月13日
改善されるIEの自動コンポーネント実行機能
フロントエンド・エンジニア 矢倉
IEBlogにて、Internet ExplorerのActiveXコントロールに関する変更を反映するアップデートが紹介されています。
紹介されているアップデートを導入すると、「このコントロールをアクティブ化して使用する」という、Flashなどの埋め込みコンテンツを利用した一部のページでIEが表示していたメッセージが消え、またコンテンツ実行の際にクリックをせずに済むようになります。
この機能は、MicrosoftとEolas Technologiesの間に起こった「プラグイン特許訴訟」に関して、Microsoftがその特許を回避するためにIEに導入したという経緯があります。しかし先月、MicrosoftはEolasからライセンスを取得し、クリックを行わないでも埋め込みコンテンツが実行できるようになったため、その変更を2008年4月のIE累積アップデートに含めると発表していました。
IEBlogで紹介されているアップデートは、4月の累積アップデートの前に変更をテストしたいというユーザーのために用意されているものですが、ベータ版というわけではないようです。
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2007年12月06日
CSS 2.1への誘導
フロントエンド・エンジニア 矢倉
今週行われたCSSワーキンググループの電話会議にて、CSS 2.1の周知をどのように行っていくか、その具体的な動きが決定されたようです。
CSS 2.1は、1998年に勧告されたCSS2仕様の改正版です。現在は勧告候補という段階ですが、ブラウザの実装状況や仕様の安定性などから、現在のCSS level 2仕様との見解がCSSワーキンググループよりなされています。
しかし、CSS1やCSS2が勧告されていることから、策定中であるCSS 2.1仕様に誘導してもよいのか、またどのように誘導すべきかが議論されていたようです。
CSS Working Group Blogのエントリには、次のような決定がなされたと書かれています。
- CSS 2.1仕様書に「前のバージョン」として、CSS2仕様書への言及をする。
http://www.w3.org/TR/CSS2という、現在はCSS2仕様書にリダイレクトするURIを、CSS 2.1仕様書にリダイレクトさせる。- CSS2, CSS1それぞれの仕様書に、CSS 2.1への参照を促す文を追記する。
http://www.w3.org/TR/CSSという、もっとも安定したCSS仕様書にリダイレクトするURIを新たに作成する(現段階はCSS 2.1にリンクさせ、将来的にはCSS Snapshot 2007などのスナップショットに変更する)。
これらの変更がそれぞれどの段階で行われるのかは分かっていませんが、CSS 2.1への誘導を行えるようになったほど、その完成が近づいたといえるのではないでしょうか。
