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2010年10月後半のW3C

2010年11月12日
フロントエンド・エンジニア 矢倉

前回のエントリの続きです。10月後半に公開された仕様を中心にお伝えします。

Progress Events

10月19日付で、WebApps WGよりProgress Eventsの草案が公開されました。

Editorが変更され、仕様書の体裁が大きく変更されています。内容についても、ProgressEventを様々な場面で利用できるようにしたことや、XMLHttpRequestで定義されているloadendイベントを参考として追加したことなどが、EditorのAnne van Kesterenより伝えられています。

Web IDL

10月21日付で、WebApps WGよりWeb IDLの草案が公開されました。

草案としてはおおよそ2年ぶりの更新となります。ES5をターゲットとしたほか、随所に変更が加えられています。

HTML5

すでに先月のエントリで取り上げていますが、10月19日付でHTML5仕様が更新されました。

変更点については、日本語訳も更新しています。

File API

10月26日付で、WebApps WGよりFile API仕様がいくつか公開されました。

WriterとDirectories and System仕様はこれまでDevice APIs and Policy WGで進められていたのですが、WebApps WGに移管されました。

Web Events WG

10月28日に、Web Events WGの設立がアナウンスされました。

Web Eventsというかなり広くを指す名称ですが、フォーカスするトピックはタッチインターフェースなります。マルチタッチなデバイスやペンタブレットなど、タッチインターフェースの持つ様々な性質と、イベント・APIに関する仕様が定義される予定です。

CSS3 Color

先月のエントリで取り上げましたが、10月28日付でCSS3 Colorが勧告案となりました。