HTML5草案が更新、CSS3 Colorは勧告案に
来週開催されるW3C TPAC (Technical Plenary/Advisory Committee Meeting)でのミーティングで議論するためか、今月はいつも以上に公開される草案が多くなっています。
10/19日付で、HTML5仕様と関連仕様がHTML WGから公開されています。
- HTML5
- HTML5 differences from HTML4
- HTML: The Markup Language
- HTML+RDFa 1.1
- HTML Microdata
- HTML Canvas 2D Context
- HTML5: Techniques for providing useful text alternatives
- Polyglot Markup: HTML-Compatible XHTML Documents
変更点の翻訳も、いつもどおり更新しています。
s
要素が非推奨でなくなったこと、video
要素に、音声をミュートするためのaudio
属性が加わったことが比較的大きな変更点でしょうか。
なお、現在は来年半ばの最終草案の公開にむけ、課題を解決している最中です。
もうひとつ。昨日付でCSS3のColorモジュールが勧告案として公開されました。
多くのブラウザーでは既に、IE9でも本モジュールに対応するなど、申し分ない実装状況にあります。CSS 2.1を参照する関係でセレクタ仕様と同じように勧告案のままという状態がしばらく続きそうですが、仕様の安定度はもちろん、利用においても何ら問題はありません。