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2011年2月のW3C

2011年3月2日
フロントエンド・エンジニア 矢倉

WebAppsの3草案が更新

WebApps WGより2月8日付で、Web Workers, Web Storage, Server-Sent Eventsの3草案が更新されました。

WebPerf IG設立

2月8日に、Web Performance Interest Groupの設立がアナウンスされました。

Web Performance WGはNavigation Timingなどの仕様を策定するグループですが、WebPerf IGは今後WebPerf WGが策定するであろう仕様のユースケースや要件を提供するグループという位置づけです。

また、用語や計測指標、ベストプラクティスなど、パフォーマンス最適化に関する研究開発といったトピックも活動範囲として含まれています。

CSS3モジュール4草案の更新

2月はCSS WGから4つの仕様が更新されています。

Backgrounds & BordersおよびImage Values & Replaced Contentについては、先々週のエントリでお伝えしています。また、Backgrounds & Bordersの日本語訳も公開しました。

HTML WG charterが延長

2月14日に、HTML WGはcharterを修正し、2014年の勧告を目指すことを発表しました。

新しいcharterのスケジュールでは2011年第二四半期に最初のLast Call、2012年第二四半期に勧告候補、2014年第一四半期に勧告案、第二四半期に勧告というものになっています。

勧告候補以降は、仕様の実装はもちろん、テストケースの作成・検証、バグ修正と期間が見えない対応が行われます。テストケースはCSS 2.1で苦慮しているように課題となっているトピックのひとつです。仕様の策定ではないところにも、コミュニティが力を入れる必要があります。