2010年8月のW3C
XMLHttpRequest勧告候補
8/3付けで、XMLHttpRequest仕様が勧告候補として公開されました。
オブジェクトの実装状況は申し分ないでしょうから、テストスイートの作成と検証が終われば、とくに問題なく勧告に向かうのではないでしょうか。
Web Performance WG
8/19に、Web Performance WGの設立がアナウンスされました。
設立が検討されている旨は先々月の記事で紹介しましたが、このたび晴れてWGとして活動がスタートしました。
Charterによると、策定する仕様は次の3つです。
- Navigation Timing ― ページを読み込むときの、ネットワークや読み込みなどの時間、リクエスト回数などの情報を取得する
- Resource Timing ― ページからリンクされる画像やスクリプトなどのリソースを読み込むときの時間、情報を取得する
- User Timing ― UAがコードを実行した時間を取得する
Navigation TimingとResource TimingはもともとWeb Timingというひとつの仕様で定義されていましたが、仕様と実装ともにNavigationTimingインターフェースの進みが早かったことから仕様の分割に至ったようです。
実装も始まっており、MicrosoftがIE9で、Chromeは6から機能が利用できるようです。Firefoxについては、該当のバグを読む限り、Firefox 4のfeature freezeに間に合うかどうかという状態のようです。