Google Chrome 2.0の開発版が公開
先月には正式版としてバージョン1.0がリリースされたGoogle Chromeですが、早くも2.0の開発版が開発者向けにリリースされています。
リリースノートによると、フォームのオートコンプリートやオートスクロールなど、足りていなかったUIの充実、またフルページズームなど、他のブラウザーにあわせた更新も行われています。
レンダリングエンジンについても、Safari 3.1相当のWebKitから大幅にバージョンアップし、CSS3や独自拡張などの対応が強化されています。
また、拡張性の乏しさを指摘されていたChromeですが、開発版ではユーザースクリプトへの対応が試験的に行われているようです。拡張機能に関しても、“Extensions (Chromium Developer Documentation)”というページで検討されていることから、将来的に搭載されるのではないかと考えています。
Chrome 2.0のリリース時期については触れられていませんが、Chromium Blogの“Google Chrome Release Channels”というエントリにて、「安定版(四半期単位の更新)」「ベータ版(月単位の更新)」「開発版(週単位の更新)」というアップデートサイクルについて紹介されています。安定版のリリースでも、待ちあぐむほど長くはかからないようです。
Chromeのリリーススタイルは、IEやFirefoxのように年単位で大掛かりなアップデートを施すものではないため、メジャーバージョンやマイナーバージョンが頻繁に上がる可能性が高いものと思われます。バージョン番号に依存したスクリプトの書き方などには、特に気をつけたほうがよいでしょう。