6月前半のW3C
HTML 5の草案が公開
すでに「HTML 5の最新草案が公開」でお伝えしましたが、HTML5の新しい草案が6月10日に公開されました。
XHTML Modularization 1.1とXHTML Basic 1.1が勧告案に
XHTML Modularization 1.1とXHTML Basic 1.1が、ともに勧告案(Proposed Recommendation)として公開されました。ディレクタの承認がおりれば、勧告として公開されます。
XHTML Modularization 1.1は、XHTML 1.0の要素を機能ごとにモジュールとして定義し、体系化した仕様です。2001年に公開されたバージョン1.0のエラーを反映し、XML Schemaによるモジュール定義の追加、XFormsで定義されていたinputmode属性の追加が行われています。
XHTML Basic 1.1は、XHTML Modularizationで定義されるモジュールから構成される、多様な環境を想定したXHTMLです。携帯電話などのWebページ作成言語として利用されています。
Modularizationがほぼ完成したので、XHTML 1.1 (Second Edition)やXHTML 2.0が、ようやく進みそうです。
Web Applicationsワーキンググループの設立
これまで別々のグループとして活動していた、Web API WGとWeb Application Formats WGが統合され、Web Applications WGとしてスタートしました。XMLHttpRequest level 2やAccess-Controlなど、Webアプリケーションにとって便利な仕様が、今後はこのWebApps WGから公開されることになります。