Smart Communication Design Company
ホーム > ナレッジ > Blog > Web標準Blog > 2008年5月 > WCAG 2が「勧告候補」に

WCAG 2が「勧告候補」に

2008年5月2日
フロントエンド・エンジニア 木達

2008年4月30日
Bruce Lawson著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「WCAG 2 now “candidate recommendation”」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

W3Cは今日、WCAG2が勧告候補となり、今年の年末までには「勧告」できそうだ、とアナウンスしました。

W3C曰く

勧告候補は、私たちがその技術的な内容が安定したと考え、また開発者やデザイナーに対しWCAG 2.0を使い始め、それを日常的な状況下で検証することを希望することを意味します。

私がWCAG 2.0について考察してからしばらく経ちましたが、以来それは(良い方向に)がらりと変わりました。ですから、WCAG 1.0のチェックポイントとWCAG 2.0の比較(英文)カスタマイズ可能なWCAG 2.0に準拠するためのクイックリファレンスを読むことから始めようと思います。

W3Cはまた、協力を求めています。

今重要なのは、WCAG 2.0を次のステージへ進めるために、私たちが皆さんからの協力を必要としているということです。WCAG 2.0を前進させるには、それがさまざまな言語や技術を用いた異なる種類のWebコンテンツで実装可能であることを実証する必要があります。(中略)私たちはeコマースや政府、教育コンテンツ、Blogなどを含む幅広いコンテンツにおける、WCAG 2.0の実装を歓迎します。

いくつかの達成基準は、少なくとも複数の実装事例が無ければ参考扱いとなる危険性があることにご注意ください。

WCAG 2.0の実装というこのステージに参加するうえでは、WCAG 2.0勧告候補実装情報(英文)も参照してください。

私たちは、W3Cを手助けすることのできる誰しもに対して、WCAG 2.0の実装を勧めます。それは私たち全員にとって、一連のガイドラインをより良いものとするから、です。