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<body>を露わにすること、それを愛するということ

2008年4月9日
フロントエンド・エンジニア 木達

2008年4月7日
Christopher Schmitt著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Showing Off My <body> and Loving It」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

カジュアルデーに人々が薄着になるぐらいでは無反応の私も、裸の日(Naked Day)なんて言葉を聞いたら、その話題には食いつかざるをえません。

3回目を迎えるCSS Naked Dayは、4月9日の水曜日に催されます。この年に一度のイベントは、デザイナーや開発者がWebサイトからすべてのスタイルシートを取り除き、Web標準の一部を成すPOSHという考え方を広めることを意図しています。デザインを脱ぎ去ることで、表現とコンテンツの分離というコンセプトを強く打ち出すことができます。

参加するには、単に水曜日のあいだ、あなたのWebサイトでスタイルシートを参照している箇所を削除もしくはコメントアウトするだけです。

自己顕示欲のある方は、その脱いだページを公式イベントサイトで宣伝することもできます。また同サイトでは、当日にスタイルシートへの参照を自動的に削除するPHPスクリプトも公開されています。

なぜWaSPは脱がないのか?

Web Standards Projectのサイトは日々好奇心が強く、しかしWeb標準には不慣れで、POSHや段階的拡充といった考え方をまだ理解していないかもしれない人々からの、数多くのアクセスがあります。私たちは彼らに、スタイル付けされた状態のサイトを見せることで、こうした考え方が実際に機能する様を目の当たりにできるようにしておきたいと思います。なかには疑わしく思う人もいるかもしれませんが、ズボンをはいたままでもそれを教えることは難しいけれど、<body>を露わにした状態でよりかは、ずっと楽なのです。

人気がある多くのWeb開発ツール(Internet Explorer Developer ToolbarやFirefox/Flock、Seamonkey用のWeb Developer Toolbarを含む)では、ユーザが簡単にCSSを無効化する機能を備えていますから、スタイル付けされていないのと同じ表示を目にすることは、一日だけでなくともいつでもできます。

そういうわけで、WaSPのサイトがどのように構造化されているかを見るなら、それらのツールを使ってください。そして、この水曜日にCSS Naked Dayを楽しむことを、お忘れなく。

(訳注:ちなみに当Web標準Blogは昨年に引き続き今年もCSS Naked Dayに参加し、4月9日のあいだは制作者スタイルシートを適用しないようにしています。)