Smart Communication Design Company
ホーム > ナレッジ > Blog > Web標準Blog > 2005年12月 > Mac版IEの最期

Mac版IEの最期

2005年12月20日
フロントエンド・エンジニア 木達

2005年12月19日
Chris Kaminski著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「A Final End to IE/Mac」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

Microsoftは、2005年12月31日をもってMac版IEのすべてのサポートを打ち切り、2006年1月31日にはソフトウェアの配布も取り止めると発表しました。

過去数年のあいだMac版IEは、まるで赤毛のアンのような(訳注:異質の)存在となっていましたが、ことWeb標準関連においては輝かしい歴史を刻んだブラウザであり、それは主に当時Microsoft社員で今はWaSPのメンバーであるTantek Çelikの功績によるものでした。

世にあるブラウザに対応するための努力というものが、ブラウザベンダーによるサポートの有無ではなく、ユーザーシェアに基づいて決められている限り、今回の発表は実際のところWeb開発者達にほとんど影響を及ぼしません。それでも、おそらくはCSSレイアウトという革命を引き起こすうえで最も重要だったソフトウェアが衰退していくさまに思いを馳せればこそ、ほろ苦い感覚を覚えます。