Web標準導入キットの日本語訳が完成
既に当Blog上ではご紹介済みの「Web標準導入キット」ですが、日本語訳が完成したそうです。今年5月の時点では「サイトを持つなら知っておくべきWeb標準の知識:Web標準手引き」のみでしたが、より詳細かつ専門的な文書という位置付けの「Web標準で一歩先へ」、そして「用語集」も公開されています(これら3点がセットでWeb標準導入キットと呼ばれています)。
キットの内容を改めて簡単にご紹介しますと、Web標準とは何か?という話題に始まり、期待されるビジネスメリットを軸にわかりやすくWeb標準を解説したものです。原文を作成したのはMACCAWS(Making A Commercial Case for Adopting Web Standards)という有志団体で、商業的・ビジネス的観点にこだわったこのキットは、Web標準をこれから学んだり取り組もうとされている企業担当者の方々にはまさに打って付けの資料ではないかと思います。
今回公開された「Web標準で一歩先へ」のなかでも読み応えがあるのが、「よくある誤解」という章。下記の4つのよくありがちな誤解をひとつひとつ丁寧に解きほぐしてくれます。
- 誤解その1:Web標準に準拠させると、サイトは「格好悪く、面白みのない」ものになる
- 誤解その2:Web標準を使うと制作時間が増加する
- 誤解その3:自分のサイトへはどうせマイクロソフトのインターネットエクスプローラを使っているユーザしか来ない
- 誤解その4:全ブラウザで同じように表示されない