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Web標準Blogでは、Web標準の利用に興味のあるWebサイト管理者、Webデザイナーの方向けに、Web標準を利用するための手法やノウハウ、参考になるリソース等を、国内外を問わずご紹介します。

なお当Blogでは、Web標準に関する疑問や質問を募集しています。Webコンテンツ実装プロセスにまつわるお悩みでも結構ですので、お気軽に電子メールでstandards@mitsue.co.jp宛にお送りください。

2008年3月28日

今週のW3C (2008-03-28)

フロントエンド・エンジニア 矢倉

XQuery Update Facility 1.0 (Candidate Recommendation)

XQuery Update Facility 1.0が勧告候補となりました。Update Facilityにより、ノードの追加・削除など、クエリ結果の操作を行えるようになります。

Protocol for Web Description Resources (POWDER): Description Resources

複数のURIに対しメタ情報を付加する、POWDERという仕様が策定されています。POWDERは複数のURIを一つのグループとしてリソース化する仕様と、グループ化したリソースにメタ情報を付加する二つの仕様書から構成されており、今回公開された草案は後者のPOWDER: Description Resourcesというものです。

RDFa Primer

XHTML文書にRDFによるメタ情報を埋め込む、RDFaという仕様が策定されています。その入門文書であるRDFa Primerの草案が公開されました。

メタ情報のようなソフトウェアに処理されやすい情報の価値は、今後高まるだろうと考えています。
米Yahoo!が先日、RDFaやマイクロフォーマットによる情報を検索結果に反映させると発表したことからも、メタ情報への期待は大きいようです。本日リリースしたマイクロフォーマット 導入支援サービスも、メタ情報を簡単にするお手伝いができないかと考えたことから始まっています。

Speech Synthesis Markup Language (SSML) Version 1.1

音声合成など、音声入出力インターフェースに関する情報を記述する、SSML 1.1の草案が公開されました。

XML Base (Second Edition)

XML文書の基底URIを指定するXML Base (Second Edition)の編集勧告案が公開となりました。初版にあった問題点についての説明や、参考文献の更新が主な改定内容です。

Cool URIs for the Semantic Web

Cool URIs for the Semantic Webの最終草案が公開されました。
セマンティックWebでは人や物など、サーバー上には存在しない実世界のリソースにURIを付加し情報を表現します。このようなURIをHTTPで表現するときのtipsをまとめたものがCool URIs~です。

なお一つ前の草案は「セマンティック Web のためのクールな URI」として日本語訳を公開しています(最終草案への対応は、近日中に行う予定です。日本語訳一覧にてご確認ください)。

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2008年3月28日

Adobeタスクフォースのお知らせ

フロントエンド・エンジニア 木達

2008年3月10日
Stephanie Sullivan著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Announcing the Adobe Task Force」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

本日、より広範となったスコープを踏まえ、DreamweaverタスクフォースをAdobeタスクフォースに改名することを発表しました。

Web Standards ProjectのDreamweaverタスクフォースは、2001年に結成されました。同タスクフォースに課せられた2つのタスクとは、Dreamweaverによって制作されるWebページの標準に対する準拠の度合いやアクセシビリティを改善するべくMacromedia(後のAdobe)と共同すること、そしてオンライン上でDreamweaverのコミュニティと円滑なコミュニケーションを図ることでした。

初期の目的を達成したことから、より広範となったスコープを踏まえ、WaSPはDreamweaverタスクフォースをAdobeタスクフォースに改名することを発表します。Adobeタスクフォースは、Webにコードまたはコンテンツを出力するすべてのAdobe製品に対し協力し、また同社の製品を使用してWebサイトやアプリケーションをデザインまたは構築する人々の、Web標準やアクセシビリティガイドラインへの準拠を支援し続けます。

詳しくはプレスリリース(英文)をお読みください。

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2008年3月14日

今週のW3C (2008-03-14)

フロントエンド・エンジニア 矢倉

Web Security Context: Experience, Indicators, and Trust

Web Security Contextワーキンググループから、Webでのセキュリティコンテキスト情報に関する要件をまとめた「Web Security Experience, Indicators and Trust」がWorking Group Noteとして公開されました。

Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0

オーサリングツールのアクセシビリティガイドラインである、Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0 の草案が公開されました。ATAG 2.0では、オーサリングツールそのもののアクセシビリティと、オーサリングツールが生成するコンテンツのアクセシビリティという二つについて、「オーサリングツールは支援技術からも操作できるよう配慮しなければならない」など、いくつかの指針を定義しています。

User Agent Accessibility Guidelines 2.0

ATAG 2.0に続いて、ブラウザやスクリーンリーダーなど、ユーザーエージェントのためのアクセシビリティガイドラインである、User Agent Accessibility Guidelines 2.0 の草案が公開されました。主にユーザーインターフェースの観点から指針が定義されているようです。

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2008年3月 6日

IE8 Beta 1が公開

フロントエンド・エンジニア 矢倉

Internet Explorer 8のBeta 1が開発者向けに公開されました。昨年よりアナウンスされていたAcid 2への対応をはじめとする、各種Web標準への対応が強化されています。

CSS 2.1への準拠

IEBlogの記事によると、IE8のゴールは「CSS 2.1の完全サポート」となっているようです。display:table;や:before/:after擬似要素など、デザイナーから望まれていた機能をはじめ、CSSの処理モデルについても仕様にきちんと準拠するよう動いているそうです。

また、CSS 2.1への対応にむけ用意した、700ものテストスイートも公開されました。相互運用性の確保という観点からも、これは喜ばしいニュースです。

新しい標準のサポート

IE8では、これからのWeb標準についてもサポートを開始しています。HTML 5のDOMストレージ機能や、Selectors APIなどのサポートが行われているようです。クロスドメインメッセージングについては、策定中のXMLHttpRequest level 2などではなく、独自拡張となっているのがすこし残念ではあります。今後の対応に期待したいところです。

また、WAI-ARIAのサポートも行われているようです(参考「Internet Explorer 8 Readiness Toolkit」)。これまでIEのARIA対応は「絶望的」とまで言われていただけに少々驚いています。WebアプリケーションがWAI-ARIAを実装し、支援技術がIE8に対応すれば、RIAのアクセシビリティが格段に向上するでしょう。

その他の新機能

選択したテキストをBlogに貼り付けたり、マップに表示させたりできる「アクティビティ(Activities)」という機能が実装されています。アクティビティはOpenServiceというフォーマットによって記述されており、誰でも作成することができます。

また、Webページ上の頻繁に更新される部分を切り取り、その一部だけを表示させる「ウェブスライス(WebSlices)」という機能も新しく搭載されています。Safari 3のWeb Clipと、FirefoxのLive Summaryを足して割ったような機能のようです。こちらもアクティビティと同じように、hAtomというマイクロフォーマットをベースとしたフォーマットによって簡単に対応できるようです。


以上、駆け足ですが簡単に紹介させていただきました。

なお、IE8 Beta 1は開発者向けのベータ版という位置づけです。現段階ではJavaScriptのエラー、表示や挙動に問題があるページなどもあるため、通常使用を目的としたインストールは推奨されていないことにご注意ください。

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2008年3月 6日

今週のW3C (2008-03-06)

フロントエンド・エンジニア 矢倉

今週W3Cから公開された技術仕様の概要です。

Service Modeling Language (SML) 1.1

ITサービスを構築するために必要なマシンやネットワークの構成を記述する、Service Modeling Language, Version 1.1 (SML 1.1)が最終草案となりました。SMLはモデル言語のため、実際にやり取りを行うためのフォーマットであるService Modeling Language Interchange Format Version 1.1もあわせて公開されています。

Element Traversal Specification

Web APIワーキンググループより、Element Traversal Specificationの最終草案が公開されました。この仕様で定義されるElementTraversalインターフェースには、DOMスクリプティングでよく行われるElementノード間の移動について、その指定を簡単に行えるような属性が用意されています。

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2008年3月 6日

Microsoftが最初のIE8ベータ版をリリース

フロントエンド・エンジニア 木達

2008年3月5日
Aaron Gustafson著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Microsoft releases the first IE8 Beta」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

IE8でAcid2テストページがちゃんと表示されないことを伝えるニュース(訳注:これはIE Blogに投稿されたWhy Isn't IE8 Passing Acid2?で解説されています)がありましたが……。

Microsoftは本日、Internet Explorer 8の最初のベータ版をリリースしました。また、Internet Explorerデベロッパーセンターが一新され、Microsoftの作成した多数のCSS 2.1テストスイートが、W3Cのテストスイートとして利用できるよう提供されました。

IE8(および同ブラウザのAcid2テストのパス)を紹介するChris Wilsonの講演は、24時間以内にMIX08のサイト上で公開されるはずです。

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2008年3月 4日

MicrosoftがIE8のデフォルト動作を再考

フロントエンド・エンジニア 木達

2008年3月3日
Aaron Gustafson著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Microsoft rethinks IE8's default behavior」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

私たちがクレームをつけた甲斐あってか、あるいは自身の相互運用性に関わる原則を見直したからかもしれませんが、MicrosoftはIE8に関する方針を改め、新しい標準モードをデフォルトで選択することを決めました。

今日の午後、IE Blogに投稿された内容を通じ、IE8の新しい標準モードに関するデフォルト動作について、Microsoftはこれまでと逆の立場を取ることを公式に認めました。IE8は(IEのバージョンターゲティング機構を用いて)明示的に拒否しない限り、全てのWebサイトに自動で「最も標準に準拠したモード」を適用することになります。

これは何を意味するでしょうか?いくつか以下に記しますと:

  1. 標準に則った制作を行う開発者らは、IE8の新しいレンダリング/スクリプティングエンジンの恩恵を受けるために、HTTPヘッダーに余計な指定を加えたり、追加でmeta要素をマークアップする必要はありません。
  2. それ以外の開発者は、バージョンターゲティングを実装するか、さもなくばサイトを標準に準拠させることのできるよう、教育を受ける必要があります。
  3. IE8のリリースで動かなくなるかもしれないとする大方の予測から、ブラウザ判別のためにJavaScriptを使っている人は、機能を検知するものへと置き換える(そしてまたサードパーティ製のコードを確認する)必要があります。

これは極めて複雑な問題であって、慣習を破り新たなエンジンをデフォルトでは選択しないとしたMicrosoftの初期の決定を私は十分理解し、また受け入れていました。しかし私は、決定が覆されたのは喜ばしいことだと言わざるを得ません。結局のところ彼らは、IE7のリリース時に起きた問題の再発をバージョンターゲティングがいかにして防ぐかを明らかにするよう、より強いプレッシャーを自らに与えることになります。しかし個人的にはこれにより、彼らの製品(そしてWeb全般)はより良くなるだろうと思います。

あなたは、どう思いますか?

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2008年3月 4日

IE8の標準モードが規定の標準モードに変更へ

フロントエンド・エンジニア 矢倉

より標準準拠度の高いモードでレンダリングをIE8で行うには、metaによる指定が必要であると以前お伝えしました(「IE8の新しい標準モードとモードスイッチ」)。しかし先ほど、IEBlogに投稿された「Microsoft's Interoperability Principles and IE8」というエントリにて、IE8はデフォルトで標準モードでのレンダリングを行うよう変更したと発表されました。

IE7の標準モードがIE8の規定の標準モードとなっていたのは、IE7で行われたCSSサポートの向上により、いくつかのWebサイトが「壊れた」ことに起因します。いまあるWebサイトに対し後方互換性を確保するため、これまではIE8の標準モードでレンダリングを行うには、metaの指定により「IE8を意識した文書である」と宣言する必要がありました。

しかしながら、他のWebの実装や、Web標準によるデザインがが徐々に普及しつつある現状を考えると、標準準拠度の低いブラウザを基点にすることは好ましくありません。これに関し、他のブラウザベンダやWeb標準のエバンジェリストから、数多くの批判が寄せられていました。

今回の決定は、「当たり前」であるかもしれません。しかし、Web開発者やデザイナーの意見をきちんと聞き、それを製品に反映させるという姿勢は評価されるべきでしょう。

さて、IE8ではDOMにも変更が及ぶため、IE7で起こった以上にWebサイトが「壊れる」危険性をはらんでいます。これを想定してか、先日のエントリでも紹介したmetaによる指定で、IE7の標準モードでレンダリングを行うことも可能となっているようです。つまり、IE8には引き続き、3つのレンダリングモードが存在するということになります。

なお、エントリにあわせて今回の発表に関するプレスリリースや、相互運用性に関する原則も公開されています。相互運用性の原則ではデータポータビリティへの言及を行うなど、こちらも興味深い資料となっています。

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2008年3月 3日

Designer meets Designers 03

フロントエンド・エンジニア 木達

株式会社エムディエヌコーポレーション web creators編集部の主催で、「現場で生かせるWeb標準の知識とテクニック」をテーマに掲げたイベント、Designer meets Designers 03が5月9日に開催されます。私はゲストとして「Web標準の押さえておきたいトラップ」についてお話させていただく予定です。以下に開催概要をご紹介いたしますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

イベント名
Designer meets Designers 03(D2 03)Produced by web creators & WEB STRATEGY
主催
(株)エムディエヌコーポレーションweb creators編集部
開催日
2008年5月9日(金曜日)
会場
六本木アカデミーヒルズ49 タワーホール (六本木ヒルズ49階)
時間
14:30開場 15:00開演(5時間程度を予定。休憩時間の退出・再入場は可能です)
セッション
  1. SESSION 1「Web標準に準拠したWebサイトの制作手法」加藤善規氏
  2. SESSION 2「Web標準の押さえておきたいトラップ」木達一仁
  3. SESSION 3「Web標準最新事情」長谷川恭久氏
  4. SESSION 4「非Web標準サイトからWeb標準サイトへの移行ガイド」山本聰氏
料金
7,000円(消費税込み)/1名様
定員
400名

なお、上記にご紹介した各セッションの内容や時間、テーマは仮のものです。同イベントへの参加申込方法を含め、詳細や最新情報につきましてはDesigner meets Designers Blogをご覧ください。

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