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Web標準Blog

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2011年2月23日

HTML5パーサの現在

フロントエンド・エンジニア 矢倉

Opera Core Concernsのエントリにて、HTML5パーサを搭載したOperaのテストビルドが公開されています。

エントリでは、15年近くも同じパーサにパッチを当て続けてきた結果膨れ上がってしまったコードをHTML5のアルゴリズムに沿って書きなおした経緯が書かれています。他にも、新しいパーサが消費するメモリや、そのパフォーマンスについても触れられています。

HTML5パーサについては昨年、Mozilla Hacksに投稿されたエントリをもとに記事を書いています。記事を書いた2010年5月時点で、HTML5パーサの実装が行われていたのはGeckoだけでしたが、翌6月よりWebKitでHTML5パーサの実装が始まり8月に有効となりました。HTML5パーサは10月に安定板となったChrome 7から利用されています。

HTML5パーサは、DOMツリーの相互運用性を高めるだけでなく、SVGをtext/htmlな文書中に直接記述できる、いわゆる「インラインSVG」をサポートします。Operaのテストビルドでも、インラインSVGが表示されていることを確認しました。

さて、インラインSVGにはIE9も対応しています。HTML5パーサは搭載されていませんが、処理が他のブラウザーに近くなったため、相互運用性の向上はもちろん、SVGも利用しやすい土壌ができあがってきたのではないでしょうか。