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Web標準Blogでは、Web標準の利用に興味のあるWebサイト管理者、Webデザイナーの方向けに、Web標準を利用するための手法やノウハウ、参考になるリソース等を、国内外を問わずご紹介します。

2008年7月14日

アクセシビリティの英国規格

フロントエンド・エンジニア 木達

2008年7月11日
Bruce Lawson著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「British Standard for accessibility」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

英国規格協会(British Standards Institution: BSI)はWaSPの二人のメンバー、Bruce LawsonとPatrick Laukeを、英国初のWebアクセシビリティ規格策定に向けた草案作成委員会に招待しました。

2年前、BSIは障害者権利委員会の支援を受け、一般公開仕様書(Publicly Available Specification: PAS)を作成しました。それが「PAS 78: アクセシブルなWebサイトを発注するための基準を示した手引書」です。PASは短期間のうちに策定され、2年後には「失効」するものですが、PAS 78は人気があることから、BSIはそれを完全な英国規格とすべく更新することを決めました

私たちは草案に携わり始めたばかりで、まだ規格に名前も無いのですが、今のところは「オンライン上の障害者に対する素晴らしいユーザー体験を開発することの促進」としています。

そういうわけで、来春にリリースされるであろうBS8878に何が盛り込まれるかを言うには、まだ時期尚早です。開発者よりむしろサイトを運営する側を助けるための規格ですから、リリース時点におけるWCAGのバージョンがいくつであっても、それがWCAGとかち合うことは無い、とは言えます。PAS 78と同様に、それは今日のWeb標準への支持を奨励することになるでしょう。

また私は、Julie Howellが委員長を務めるほかに、誰が委員として参加しているかを語ることはできません。放送、銀行、法律、教育を含むありとあらゆる業種、そして(重要な点ですが)認知障害に取り組む団体を含む障害者団体から、代表者が集まっています。

ありがたいことにPatrickと私は、それぞれが勤務しているOpera SoftwareおよびUniversity of Salfordより認可を受け、旅費の支払いや会合に参加したり草案を執筆するあいだ離職することへの支援を受けます。私たちを支援することで、勤務先が得るものはありませんし、草案に対して影響を及ぼすこともありませんが、障害者のWeb上での経験を改善することはできます。

手続きに関して補足しますと、Derek FeatherstoneがWaSPのグループリードに役職を移ったことにより、私とPatrickはアクセシビリティタスクフォースを共同で統率しています。私たちの主要なプロジェクトとしてこの英国規格のほか、マイクロフォーマットコミュニティと連携して引き続きさまざまな日時パターンのスクリーンリーダーによるテストを行ったり、HTML5の開発の監視に取り組む予定です。