HTML5草案の更新:History APIの変更など
4月5日付で、HTML5と関連仕様の草案が更新されました。
- HTML5
- HTML5 differences from HTML4
- HTML: The Markup Language
- HTML Canvas 2D Context
- HTML Microdata
- HTML5: Techniques for providing useful text alternatives
- Polyglot Markup: HTML-Compatible XHTML Documents
- HTML+RDFa 1.1
いつもの通り、変更点の翻訳も更新しています。
onforminput
, onformchange
の削除、up
, index
などいくつかのrel
キーワードの削除、文字エンコーディング指定の条件緩和などの変更が加わっています。
また、History APIの挙動にも変更がありました。これは、Mozilla Hacksに投稿された記事が参考になります。
記事が投稿されたのが3月2日とFirefox 4のリリース前になりますが、先月リリースされた正式版では変更が反映されているようです。Geckoの開発者が実装を変更する前にGoogleとOperaの開発者とも内容を共有しているようですので、他のエンジンでも新しい仕様に追従するのではないでしょうか。
さて、スケジュールを考えると、HTML5は次回の更新で最初のLast Callがかかることになります。そのまま勧告候補に進むわけではありませんが、ひとつのマイルストーンは超えると言えそうです。