SwapSkillsでMicrodataについてお話しました
7月31日に行われたSwapSkills 2010 vol.6にて、Microdataについて講演させていただきました。
Microdataの簡単な概要と書き方、そしてMicrodataに対応するGoogleのRich Snippetsに関して紹介しています。スライドも公開していますので、そちらもご覧ください。
なお、すべての書き方を網羅しているわけではなく、またDOM APIについても「仕様で定義されている」程度の言及しかしていません。
boolean属性とXML
イベントのなかで、曖昧に答えてしまった質問がありましたので、改めて調べました。
質問は、「スライド中の例でitemscope
には属性値が書かれていないが、XMLで書くとしたら値はどうなるか。itemscope="itemscope"
とすればよいのか。」といったものでした。
仕様のなかで、itemscope
は“boolean attribute”にカテゴライズされています。仕様書の定義を簡単にまとめると、次のようになります。
- boolean属性は、属性が存在する場合は真、存在しなければ偽を表す。
- 属性が存在する場合、値は空文字列 (
boolean=""
) もしくは属性名と同じ (boolean="boolean"
)。後者の場合、属性値は大文字小文字を区別しないが、値の前後に空白文字は認められない。 "true"
や"false"
といった属性値は boolean 属性に認められない。偽を表す場合は、属性を記述してはならない。
ですので、XHTML5でMicrodataを利用したい場合は、itemscope=""
もしくは itemscope="itemscope"
と記述することになります。