2009年4月のW3C
CSS Template Layout Module
4月2日にCSS Template Layout Moduleの草案が公開されました。もともとAdvanced Layoutと呼ばれていたこのCSS3モジュールでは、次のように要素をレイアウトすることができます。
#wrap { display: "H H H" "M M S" "F F F" /* 改行は見易さのため */ } #header { position: H } #main { position: M } #sidebar { position: S } #footer { position: F }
これで「ヘッダー」「メイン」「サイドバー」「フッター」という、Blogなどでよくあるレイアウトになるようです。構文が特殊ですが、かなり細かくレイアウトを制御できるようです。
CSS 2.1とメディアクエリー
4月23日にはCSS 2.1およびメディアクエリーの勧告候補が公開されました。詳細については「CSS 2.1とメディアクエリーの勧告候補が公開」をご覧ください。
HTML5と、スピンアウトしたWebAPI仕様
CSS 2.1と同日に、HTML5の草案も更新されました。2ヶ月ちょっとで更新された理由は「Last Callに向け進むHTML5」で説明していますが、いくつかの機能が個別の仕様として分離されたためです。
これらの仕様はWebApps WGに移管され、策定される動きになっています。