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HTML 5の設計指針

2007年8月24日
フロントエンド・エンジニア 矢倉

HTMLワーキンググループは現在HTML 5の設計指針について、そのレビュー及び変更を行っています。設計指針はHTML 5の策定において非常に重要な文書です。

HTMLの改訂にあたり、多くの提案がワーキンググループに寄せられています。しかし、それらの提案をすべて受け入れることは、作成者にとっても実装者にとっても良いことではありません。実装者はすべての提案を実装しなければならず、作成者は各機能を理解し、適切に使うことが求められるからです。

仕様の策定にきちんとした理由をもち、芯の通った仕様書を書くためには、「どのような観点からHTMLを設計するのか」という決まりごとがなければなりません。

「HTML Design Principles」と題されたこの文書は、互換性や有用性という観点からHTML 5の設計指針をまとめています。先日紹介した「Degrade Gracefully」という互換性に対する条項も、指針のひとつに入っています。

公開時期ですが、早ければ9月の半ばあたりとなりそうです。他の仕様書と同じく、公開後できるだけ早く、日本語に訳したものをこちらで紹介したいと考えています。