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DOM Scripting Task Force

2005年7月22日
フロントエンド・エンジニア 木達

Web標準の普及・啓蒙を進めるWeb Standards Project(WaSP)内に、新たなタスクフォースが結成されました。「DOM Scripting Task Force」という名前のとおり、ドキュメント・オブジェクト・モデルやスクリプトに関するワーキンググループであり、当Blogの「WaSP、2つのタスクフォースを新設」において今月15日にはまた新たな発表がある模様と書き記していたのは、この件だったようです。

既にタスクフォース独自のWebサイトも公開されており、WordPressを用いたBlog上では早速情報が頻繁にアップされています。スクリプティング(スクリプトを記述すること)を、XHTMLやCSS同様アクセシブルでユーザに配慮したWeb標準ベースのサイト構築にとって便利かつ必要なツールとすることが、このタスクフォースのミッションとのこと。

歴史的にはSun Microsystems社とNetscape Communications社が開発したJavaScript、Microsoft社が開発したJScriptという2つの主要なスクリプト言語が流行し、その双方からより標準的なスクリプト言語としてECMAScriptが誕生しました。そして最近では、既存技術の組み合わせながらも高いユーザビリティを実現するAJAXのような技術に注目が集まっています。今後のDOM Scripting Task Forceの活動には、世界的に高い期待が寄せられています。