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Web標準Blogでは、Web標準の利用に興味のあるWebサイト管理者、Webデザイナーの方向けに、Web標準を利用するための手法やノウハウ、参考になるリソース等を、国内外を問わずご紹介します。

なお当Blogでは、Web標準に関する疑問や質問を募集しています。Webコンテンツ実装プロセスにまつわるお悩みでも結構ですので、お気軽に電子メールでstandards@mitsue.co.jp宛にお送りください。

2006年02月24日

画像置換とSEOスパム

ムラカミさまより、画像置換とSEOスパム、それに文字コードに関するご質問をいただきました。

テキストでコーディングした見出し(h1~h2)を見栄えのする画像に変換するために、CSSでtext-indent:-5000pxとbackgroundにイメージをリピート無しで指定しています。CSSがONで画像がOFFの場合何も表示されないというデメリットは承知しております。

このCSSの指定は検索エンジンからするとスパムととられる可能性はあるのでしょうか。 もしこの方法が否定される場合、テキストを画像に置き換える最も適した方法はどんなものなのでしょうか。またはこの先、見出しなどもテキストで表示するのが常識になると思いますか。

もうひとつ、エンコーディングは現在シフトJISを使用していますが、UTF8の方がいいのでしょうか…

まず最初に、画像置換という手法が検索エンジンによってスパムであると判断される可能性についてですが、残念ながら明確なお答えはできません。というのも、その可能性については頻繁に取り沙汰されてきたにもかかわらず、筆者がこれまで見聞きした範囲では、そのような検索サービスの存在を実際に確認したことが無いからです。

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2006年02月22日

CSS Nite vol.6~vo.11のゲストスピーカー

毎月第三木曜日の夜に、アップルストア銀座店にて行われているイベント、CSS Nite。つい先日行われたvol.5もたいへん盛況だったようです。ところで、来月以降8月のvol.11までのゲストスピーカーが既に発表されていますので、まとめてご紹介させていただきます。

vol.6(2006年3月)
「XHTMLマークアップ&スタイルシート リフォームデザインガイドブック」をはじめ、書籍や雑誌記事などを多く手がけていらっしゃるほか、講演活動など多方面でご活躍中の教育デザイナー・境祐司さん
vol.7(2006年4月)
大人気の書籍「Web標準の教科書―XHTMLとCSSでつくる“正しい”Webサイト」の著者、益子貴寛さん。ご自身のWebサイト「CYBER GARDEN」では、Web標準を中心としたリファレンスやリソースを提供されています。
vol.8(2006年5月)
株式会社ビジネス・アーキテクツにお勤めの森田雄さん。Web標準やアクセシビリティといった分野に深い見識をお持ちで、ご自身のWebサイト「W3J.org」では過去に執筆された雑誌記事を公開してくださっていて、非常に参考になります。
vol.9(2006年6月)
株式会社シックス・アパートにお勤めの上ノ郷谷太一さん。同社の提供するBlogツールであるMovable Typeに対応した、優れたテンプレートセット「HINAGATA」の作者としても知られています。
vol.10(2006年7月)
ユニバーサルHTML/XHTML」の著者としても有名な、ゼノン・リミテッド・パートナーズの神崎正英さん。ご自身のサイト「The Web Kanzaki」でもHTMLをわかりやすく解説されています。最近ではセマンティックウェブの研究開発や普及啓蒙を中心に活躍中です。
vol.11(2006年8月)
株式会社ロクナナにお勤めの中村享介さん。Web標準に基づいたWebサイトの設計/構築、DBと連動したFlashコンテンツ制作が得意分野とのこと。同社主催のワークショップや人材派遣会社で講師を務められてもいます。

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2006年02月22日

Web Designing 2006年3月号

毎日コミュニケーションズさまが発行されているサイト構築のためのトータルデザイン誌「Web Designing」2006年3月号の特集1は、「Web標準への移行のススメ―未来を見据えたサイトを作るために―」です。

Web制作業界を対象に行ったWeb標準関連のアンケート調査結果や、素朴な疑問に答えるQ&Aコーナー、多くのWeb標準を策定しているW3Cの関係者へのインタビュー記事、Dreamweaver 8を用いたWeb標準準拠サイト構築テクニックなど、内容は盛りだくさんです。「Web標準に準拠したサイト構築の実際」と題した4ページについては、弊社WEB開発チームの木達が執筆を担当させていただきました。

なお、冒頭にある「Web標準とは何か?」というセクションのなかで、当Blogの下記の2つの記事をご紹介いただきました。今後のWeb標準の動向を考える意味では、いずれもたいへん興味深い内容ですので、まだお読みになっていない方にはご一読をお勧めします。

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2006年02月22日

Web最新事情セミナー「Web標準のススメ」

WAOクリエイティブカレッジ様の企画されますWeb最新事情セミナー「Web標準のススメ」に、弊社WEB開発チームの木達が講師として参加させていただくことになりました。CSS Nite vol.3にゲスト出演させていただいたときの内容をベースに、お話させていただきます。

特にこれからWeb制作業界で働くことをお考えの方に向けて、Web標準の近況を踏まえつつ、いくつかの提言や助言もさせていただく予定です。イベントにはどなたでもご参加できますので、ご興味をお持ちの方は、是非お申し込みください。

日時
3月5日(日)14時~
場所
WAOクリエイティブカレッジ東京校
受講料
無料
お申し込み
WAOクリエイティブカレッジ東京校のページ上からオンラインでお申し込みください。

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2006年02月16日

米Yahoo!の開発者たちが、新しいプロフェッショナリズムのための標準を制定

2006年2月14日
Molly E. Holzschlag著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Yahoo! Developers: Setting a Standard for the New Professionalism」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

2月13日に発表された記事のなかで、米Yahoo!シニアWeb開発者のNate Koechleyは、等級別ブラウザサポートという考え方について語りました。

そのアプローチは、私が文字通り嬉し泣きしたほど美しく分別があり、美術品とでも形容したいものです。 Webデザイナーや開発者のための新しいプロフェッショナリズムに関して継続中の議論を考慮するならば、Koechleyが説いたアプローチは論理的かつ簡便であるばかりでなく、極めて実用的でもあることは明らかです。

同記事の最も強力な側面の1つは、卓越した観点からサポートブラウザという課題全体にアプローチしている、ということです。

指定されたどのブラウザにも問題があるなどと大声で叫び、それをどう対応するかに専念する代わりに、KoechleyはWebとその進化の本質を(私たちがその流れの中で働くことを奨励しながら)示しています。

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2006年02月15日

CSS Nite Vol.5

明日、2月16日(木曜日)の午後7時よりアップルストア銀座にて、マンスリーイベント「CSS Nite」の第5回が開催されます。CSS Niteは、Web標準を進める上で重要な役割を果たす「CSS」にスポットを当てているもので、株式会社スイッチ様が主催、弊社が協力をしています。

イベントの第1部では今回のゲスト、Webデザイナーの長谷川恭久氏が「Webデザイナーのためのライフハック」をテーマにお話されます。長谷川氏は自身のBlogであるCOULDやポッドキャストの「Inframe Casting」を通じて精力的にWebデザイン関連情報を発信されているほか、「Web Designer 2.0 - 進歩し続けるWebデザイナーの考え方」の著者としても有名です。続く第2部では、本イベントを主催されております株式会社スイッチの鷹野雅弘氏が「画像置換(Image Replacement)」について講演されます。

本イベントは入場無料、事前登録も不要です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2006/2/15追記
最初に本記事を公開した際、ゲストスピーカーの長谷川氏のお名前を誤って記述していました。深くお詫び申し上げ、訂正させていただきます。

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2006年02月14日

ターゲット(Target)は狙ったままで

2006年2月10日
Derek Featherstone著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Staying on Target」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

1日もあれば、実に多くの出来事が起こり得るものです。

昨日、私が「Taking Aim at Target(.com)」という記事を投稿してから、Target.comのサイト上では少なくとも薬局のサインインページにあった画像化されたフォーム送信ボタンが変更されました。もはや、フォームを送信するのにマウスをクリックする必要はありません。

彼らは文字通り夜通しでこれを修正しました。 修正が僅かな時間で済むのであれば、10ヵ月前に全米盲人協会が最初にTarget社に対して不満を表明したときではなく、なぜ今になって修正したでしょう?

私たちはこれを「企業というものは、訴訟の脅威にさらされるまで注意を払わない」ものと解釈します。しかし人々の行動を動機付けるのに、訴訟や大々的な報道、Web上の喧騒など不要のはずです。もし私たちが特定のグループからの訴訟に依存していて、問題は訴えられた後で修正すれば良いのであれば、私たちはアクセシビリティを必要とする他のどのグループに対して何もしないことになります。

とにかく、これはちょっとした勝利であり、この変化をもたらした点においてTarget社は称賛に値します。サインインページにある送信ボタンのalt属性がいまだ欠如しているのは、残念ですけど。

この変化が始まりに過ぎないことは明らかですが、私たちは皆関心をもって成り行きを見守っています。

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2006年02月14日

ターゲット(Target)に狙いを定めて

2006年2月9日
Derek Featherstone著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Taking Aim at Target(.com)」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

Targetという名前を聞いて、これが何の話題についての記事であるか、きっとあなたはお分かりでしょう?

全米盲人協会(NFB)はTarget社(米国47州に1,300以上の店舗を構えるメジャーな格安小売業者)に対し、Webサイトがアクセシブルでないとの理由から訴訟を起こしました。NFBは、次に引用するように、以前にもTarget社に問題を提起していました。

今日のWebサイトのアクセシビリティは、私たちが最初に不満を表明した昨年5月のときよりも劣っています。

今からおよそ10ヵ月程昔の話です。Targetには申し訳ないのですが、これでは弁解の余地も無いでしょう。

10ヵ月という時間は、問題を解消するか、少なくともそれに向けて動き出すのに十分な時間です。(ちょっとここでアドバイス。もしあなたが、サイトへのフィードバックに基づいてアクセシビリティに改変を加えるのであれば、問題となっている事項に対応中である旨を謳えるよう、必ずその過程を記録しましょう。そして改善の都度、それを対外的に周知しましょう。ご存知のように、それはビジネス的にプラスになります。)

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2006年02月06日

IE7の!important宣言の解釈は今後のリリースで修正

2006年2月3日
Molly E. Holzschlag著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「!important Fixed in Later IE7 Releases」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

IE7 Beta 2のプレビュー版が!important宣言の役割を尊重しないため、ボックスモデル・ハックの代替ハックが機能しないということに、私は今日になって気づきました。

!important宣言は、いくつかの重要な(important)理由において大切な(important)ものです。第一に、!important宣言が存在するそもそもの理由でもありますが、制作者スタイルとユーザースタイルのあいだを取り持ちます。過去に仕様変更があったにせよ、それはCSS 1.0から存在していました。

もうひとつの有力な(important)理由とは、ボックスモデル・ハックに対しEdwardson Tanの紹介する3つの有効な代替ハックの2つで、!important宣言が極めて重大な(important)役割を果たすというものです。

これらの代替ハックは、CSSを適切に解釈するブラウザに対して機能しますし、そうでないブラウザに対してはフィルターによって適切な情報を提供します。Ingo Chaoは、なぜそれらがIE7 Beta 2において機能しないかを記しました

日を同じくして耳にしたのですが、素晴らしいことに、IEチームは今後登場する全てのIE7に対して既に!import宣言の解釈を修正したとのこと。

そういうわけで、私の大切な(important)友人の皆さん、どうか心配しないでください。程なく!important宣言がどれほど重要(important)かを理解してくれるIEを、私たちは手に入れることでしょう。

最後に:不用意にも、この記事から「important」という語が一箇所でも抜け落ちたとしたら、謝りたいと思います。個々の「important」が重要でないと言うつもりもなければ、ただの「!」を書いたわけでも無いのです。

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2006年02月03日

Web標準普及プロジェクト

Web標準の知識を得たり、理解を深めるのに役立つサイトのご紹介です。今回はWeb標準普及プロジェクトについてです。Googleで「Web標準」を検索しますと最上位にヒットする(2006年2月3日現在)のがこのサイトで、Web標準に関する情報提供サイトとしては老舗に類するのではないかと思います。

Web標準普及プロジェクトは、標準に準拠したWebページの作成を働きかけることを目的としており、その活動にはどなたでも参加できるとのこと。Web標準化Tipsのコーナーは、Webデザインや制作に携わる人であれば目を通しておくべき内容が豊富に掲載されています。なかでも筆者が特に興味深いと思う項目を3つ、以下にご紹介させていただきます。

またリンク集では、各種Web標準仕様書の原文と和訳が紹介されています。サイトの更新情報を読む限り、残念ながら昨年7月を最後にコンテンツの更新はされていないようです。トップページにはサイト内の文書を作成する協力者を募集中とありますので、我こそはという方、いらっしゃいましたら参加してみてはいかがでしょうか。

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2006年02月01日

IE7 Beta 2が一般向けに公開

2006年1月31日
Kimberly Blessing著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「IE7 Beta 2 available to the public」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

Microsoftは今日、一般向けにInternet Explorer 7 Beta 2を公開しました。IE7がダウンロードできるようになっただけでなく、あなたのサイトについても評価するよう、開発者およびWeb開発者用チェックリスト(Developer and Web Developer Checklist)が公開されています。さぁ、動き出すべき時です!テスティングをお楽しみください……ただし、フィードバックを送ることを忘れないように。

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