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Apolloのα版がリリース

2007年4月11日
フロントエンド・エンジニア 木達

2007年3月19日
Aaron Gustafson著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Apollo alphas released」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

本日Adobeは、Apolloのコードネームで知られる新しいクロスプラットフォームランタイムの最初のα版をリリースしました。

私たちはこれまで(X)HTMLやCSS、JavaScriptを使いデスクトップウィジェットを作成してきました。しかしデザイナーや開発者らは遠からず、完全なデスクトップアプリケーションを同様にWeb標準トリオでもって作成する機会に恵まれることでしょう。これはAdobeの新しいクロスプラットフォームのランタイム環境、コードネーム「Apollo」により可能となります。

今日AdobeがリリースしたのはApolloの最初のα版とSDK、それに関連する他の開発ツールです(ダウンロードには登録が必要)。この最初のα版は、アプリケーション開発やリッチクライアントのインタフェースにふさわしいFlashの親戚にあたるFlexでのみApolloを開発することをサポートしていますが、Adobeによれば次のβ版では(X)HTMLベースのアプリケーションもサポートされるはずです。βリリースの予定は明らかにされていませんが。

Apolloはデザイナーや開発者にとってまったく新しい世界を切り開くことを約束しており、Web上だけでなしにその体験をいかなるOSを利用するすべてのオフラインユーザーにももたらすことができるようになるでしょう(皆さんの作ったものを目にするのが待ちきれません)。加えてApolloはWebkitを使って作られていますから、リリース時点で既に素晴らしいWeb標準サポートを備えることになるわけで、その素晴らしさに誰もが賛辞を送るだろうと思います。