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米Yahoo!の開発者たちが、新しいプロフェッショナリズムのための標準を制定

2006年2月16日
フロントエンド・エンジニア 木達

2006年2月14日
Molly E. Holzschlag著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Yahoo! Developers: Setting a Standard for the New Professionalism」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

2月13日に発表された記事のなかで、米Yahoo!シニアWeb開発者のNate Koechleyは、等級別ブラウザサポートという考え方について語りました。

そのアプローチは、私が文字通り嬉し泣きしたほど美しく分別があり、美術品とでも形容したいものです。 Webデザイナーや開発者のための新しいプロフェッショナリズムに関して継続中の議論を考慮するならば、Koechleyが説いたアプローチは論理的かつ簡便であるばかりでなく、極めて実用的でもあることは明らかです。

同記事の最も強力な側面の1つは、卓越した観点からサポートブラウザという課題全体にアプローチしている、ということです。

指定されたどのブラウザにも問題があるなどと大声で叫び、それをどう対応するかに専念する代わりに、KoechleyはWebとその進化の本質を(私たちがその流れの中で働くことを奨励しながら)示しています。

異なったブラウザを使用する2人のユーザがまったく同じ経験を得ると予想する限り、Webにおける多様性を受け入れたり認めることなどできないでしょう。事実、すべてのユーザに同じ経験が必要とすれば、参加に際して何らかの条件を設けることになります。コンテンツの入手可能性と利用可能性は、私たちの主要な優先事項であるべきです。

記事では、Yahoo!におけるブラウザサポートの定義、それがいかにブラウザの「等級付け」にアプローチしたか、そして品質保証に取り組む非常に実用的な手段の説明が続きます。また、一般的なブラウザにおけるポートの等級を示すが付属しています。

ブラウザサポートにまつわる困難な問題を解決しようとしているすべてのWebデザイナーと開発者は、言うまでもなくこの記事を読むべきです。

規模の大小に関わらず、いかなるデザインや開発環境においても同様の方針やプロセスを置くことは、Web標準という観点だけでなく、Webそのものの品質を改善するという意味で大きな前進となるでしょう。

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