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2009年2月2日

WebAIMの実施したスクリーンリーダーに関する調査結果が公開

フロントエンド・エンジニア 木達

2009年1月31日
Patrick Lauke著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「WebAIM screenreader survey…the results are in」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

アクセシビリティ・タスクフォースのメンバーであるJared Smithから寄せられた情報です:

WebAIMは最近、スクリーンリーダーの利用者の嗜好を調査しました。1100を超える回答が寄せられ、今回の調査結果はスクリーンリーダー利用者の層や嗜好について、たいへん有用な情報をもたらしてくれます。結果の一部は、極めて驚くべき内容でした。今回のような広範に渡る調査は、スクリーンリーダーの利用者という多様なグループにとって、殊更に必要とされる見識を与えれくれます。

以下に、そのいくつかを挙げます:

  • 最もよく使われているスクリーンリーダーはJAWS(74%)、Window-Eyes(23%)、NVDA(8%)、VoiceOver(6%)の順でした。
  • 75%のスクリーンリーダー利用者が、1年以内に最新バージョンにアップグレードしています。
  • 回答者の12%が、携帯電話上でスクリーンリーダーを利用しています。
  • 76%の利用者が常に、もしくは頻繁に、見出しによるナビゲーションを利用しています。
  • 36%の利用者は全く、もしくは滅多にテキスト版のWebページを利用しません。
  • 72%のスクリーンリーダー利用者が、Flashがとても、もしくは少なからず難解であると報告しました。

調査結果のページには、もっとずっと多くの学ぶべきことがあります。

間接的な証拠だとか、デザイナーや開発者による汎用的な仮定ではなく、実際のスクリーンリーダー利用者からのデータやフィードバックを目にするのは、素晴らしいことです。免責事項にあるように、実際のサンプルは手を加えられていません。また質問のいくつかは過度に技術的だったかもしれず、回答の一部は酷いコードで制作された非アクセシブルなサイトでの経験から影響を受けている可能性があります。

これらの調査結果から得られるおそらく最も重要な結論とは、典型的なスクリーンリーダー利用者など存在しない、ということです。

将来またこの手の調査が行われるとして、私はより典型的な結果が得られるかもしれない、回答者が評価を行うテストケースを期待したいと思います。それまではWebAIMのチームに感謝をし、またこの調査によって収集されたデータのより詳細な分析を楽しみにしたいと思います。