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Web標準Blog

Web標準Blogでは、Web標準の利用に興味のあるWebサイト管理者、Webデザイナーの方向けに、Web標準を利用するための手法やノウハウ、参考になるリソース等を、国内外を問わずご紹介します。

2008年8月18日

8月前半のW3C

フロントエンド・エンジニア 矢倉

モバイルのためのCSSとMarquee Module

8月1日に、CSS Mobile Profile 2.0の勧告候補と、CSS Marquee Module level 3の最終草案が公開されました。

CSS MP 2.0は、W3CとOMAが共同で策定するモバイル向けの仕様です。先日勧告されたXHTML Basicと同様に、W3Cの策定したCSS Mobile Profile 1.0と、OMAの仕様であるWAP CSSとの間に発生した食い違いを解消するという目的があります。

この調整の結果として、これまでCSS3 Box Moduleの中で定義されていたmarquee関連プロパティが、CSS Marquee Moduleとして分離され、最終草案として公開されました。

WAI-ARIAの最新草案が公開

リッチアプリケーションをアクセシブルにするための仕様、WAI-ARIAの最新草案が8月6日に公開されました。今回の草案では、ホスト言語へのWAI-ARIA実装に関して寄せられたフィードバックが反映されています。

なお、アクセシビリティBlogの「WAI-ARIA関連文書の日本語訳」でも紹介されていますが、「日立のユニバーサルデザイン」にて、WAI-ARIAの仕様書(5/14版)を含む、WAI-ARIA関連文書の日本語訳が公開されています(日本語版が参照した編集者版と、今回の草案の間にそこまで大きな違いはないようです)。

Element Traversalの勧告候補が公開

要素ノードにアクセスするDOM属性を定義した、Element Traversalの勧告候補が8月13日に公開されました。

現在のDOMには、「次の要素ノード」や「最後の要素ノード」など、要素ノードのみを取得するための仕組みが充分に備わっていません。Element Traversalではこれらの属性を追加し、より直感的な記述と処理が可能となっています。

実装についても進んでいるようで、Operaはリリース版(Opera 9.5)で既に利用可能、WebKitではNightlyビルドで利用可能となっています。Mozillaは現在実装中のようです。