Smart Communication Design Company
ホーム > ナレッジ > Blog > Web標準Blog > 2008年7月 > 7月前半のW3C

7月前半のW3C

2008年7月15日
フロントエンド・エンジニア 矢倉

MWBPとWCAGの関連性

7月3日に、Relationship between MWBP and WCAGの最新草案が公開されました。

この文書は、モバイル機器で利用しやすいコンテンツを提供するための考えをまとめたMWBPと、アクセシビリティガイドラインであるWCAGとの関連について述べています。MWBPから見たWCAG、WCAGから見たMWBPなど、観点を分けて文書化されているのが特徴です。

POWDER Formal Semantics

7月9日にPOWDER WGより、Protocol for Web Description Resources (POWDER): Formal Semanticsという文書が公開されました。

この仕様は、先日公開されたPOWDER DRとRDF/OWLの連携について、曖昧さのない変換を行うための仕組みを定義したもののようです。

Charles McCathieNevile へのインタビュー記事

W3C Q&A Weblogに、Opera SoftwareのCSOである、Charles McCathieNevileへのインタビュー記事 “Interview: Charles McCathieNevile on Opera 9.5 and W3C Standards” が掲載されています。

先月に公開されたOpera 9.5と、HTML5やCSS、その他各種Web標準仕様とのかかわり、またW3Cへの提言などが語られています。

Operaといえば、先週Web Standards Curriculumという、Web標準に関する教育や啓蒙のためのコンテンツが公開されました。Webの基本的な仕組みからHTMLの要素解説など、幅広いトピックで記事が公開されています。最終的には50個を超える記事が公開される予定とのことで、今後の展開にとても期待しています。