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2008年3月4日

MicrosoftがIE8のデフォルト動作を再考

フロントエンド・エンジニア 木達

2008年3月3日
Aaron Gustafson著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Microsoft rethinks IE8's default behavior」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

私たちがクレームをつけた甲斐あってか、あるいは自身の相互運用性に関わる原則を見直したからかもしれませんが、MicrosoftはIE8に関する方針を改め、新しい標準モードをデフォルトで選択することを決めました。

今日の午後、IE Blogに投稿された内容を通じ、IE8の新しい標準モードに関するデフォルト動作について、Microsoftはこれまでと逆の立場を取ることを公式に認めました。IE8は(IEのバージョンターゲティング機構を用いて)明示的に拒否しない限り、全てのWebサイトに自動で「最も標準に準拠したモード」を適用することになります。

これは何を意味するでしょうか?いくつか以下に記しますと:

  1. 標準に則った制作を行う開発者らは、IE8の新しいレンダリング/スクリプティングエンジンの恩恵を受けるために、HTTPヘッダーに余計な指定を加えたり、追加でmeta要素をマークアップする必要はありません。
  2. それ以外の開発者は、バージョンターゲティングを実装するか、さもなくばサイトを標準に準拠させることのできるよう、教育を受ける必要があります。
  3. IE8のリリースで動かなくなるかもしれないとする大方の予測から、ブラウザ判別のためにJavaScriptを使っている人は、機能を検知するものへと置き換える(そしてまたサードパーティ製のコードを確認する)必要があります。

これは極めて複雑な問題であって、慣習を破り新たなエンジンをデフォルトでは選択しないとしたMicrosoftの初期の決定を私は十分理解し、また受け入れていました。しかし私は、決定が覆されたのは喜ばしいことだと言わざるを得ません。結局のところ彼らは、IE7のリリース時に起きた問題の再発をバージョンターゲティングがいかにして防ぐかを明らかにするよう、より強いプレッシャーを自らに与えることになります。しかし個人的にはこれにより、彼らの製品(そしてWeb全般)はより良くなるだろうと思います。

あなたは、どう思いますか?