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OperaがヨーロッパでIEの独占を提訴

2007年12月14日
フロントエンド・エンジニア 木達

2007年12月13日
Bruce Lawson著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Opera complains to Europe over IE lock-in」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

Opera Softwareの最高技術責任者でCSSの生みの親の一人でもあるHåkon Wium Lieは、Webコミュニティに宛てた公開書簡のなかで、Internet ExplorerがオープンなWeb標準をサポートし、またInternet ExplorerをWindowsにバンドルしないか、デスクトップ上に代替ブラウザをあらかじめインストールするよう、OperaがMicrosoftによる独占への不服を欧州委員会に対し申し立てた理由を書き記しました。

プレスリリースを以下に引用します。

Operaは委員会へ、Microsoftの不正な行動に対し二つの改善措置の履行を求めました。第一に、MicrosoftはInternet ExplorerをWindowsにバンドルしないようにするか、かつ/または代替ブラウザをデスクトップにあらかじめインストールしておくこと。第二に、Web制作コミュニティによって支持された、基本的でオープンなWeb標準をMicrosoftが準拠すること。この訴えは、悪名高き「吸収・拡大・抹殺」戦略でもってWeb標準を抑圧するのではなく、自ら公式にそれをサポートすると表明したことを順守するよう、Microsoftに呼びかけるものです。いくつかの市場において、標準に対するMicrosoftの一方的なコントロールは、より多くのコストをサポートに要し、整備することが難しく、また技術的に劣っており、使う人をセキュリティ上のリスクに曝すことすらあるような業界標準を作り出しています。