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AmazonがCSSのカスタマイズを許可

2007年8月17日
フロントエンド・エンジニア 木達

2007年8月16日
Aaron Gustafson著

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Amazon allowing CSS customization」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

たいへん興味深い動きですが、AmazonがaStoresでCSSをカスタマイズできるようにしています。

今朝Amazonは、aStoreAmazonのアソシエイトプログラムに参加している人が用いる販売ツールのひとつ)で見た目の完全なカスタマイズをCSSで行えるようにすることを発表しました。目下、インタフェース上オリジナルCSSのボリュームは約8000文字に制限されているものの、その制御可能なレベルは製品紹介から検索結果に至るまで、複数の種類のページに及びます。そのうえ、ユーザーはカスタマイズされた「テーマ」を他の人と共有することもできます。

もちろん、aStoreのマークアップには残念に思う点が少なからずあります。div要素とtable要素の奇妙なミックスからでは、意味上の価値は少ししか生まれません。また、そのマークアップは文法上妥当なものではありませんが、エラーは決して解消が困難なものではありません。DOCTYPE宣言が無いとか、アンパサンドがエンコードされていない、といったことですから(でも、もしあなたがaStoreをカスタマイズしようと思ったなら、DOCTYPE宣言が無いために後方互換モードで表示される点にご注意ください)。

実装状の問題点はさておき、ここで注目すべきなのは、Amazonのようなメジャーな会社がページの見た目のコントロールを部分的にでもユーザーに委ね、かつその目的において一連のカラーやフォントのピッカー(それらは今なお利用できますが)のほかにCSSを使っている、ということです。

あなたはこれをどう思いますか?より多くのページで、このようなカスタマイズができるようになって欲しいですか?それらのページの何が正しく、また何が間違っているでしょう?どうすれば改善できるでしょうか?個人的には、マークアップをカスタマイズできるようになり(microformatsの導入なんてどうでしょう?)、そしてデフォルトのスタイルシートを使わないようにできればと思います。あなたはいかがですか?