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Web標準Blog

Web標準Blogでは、Web標準の利用に興味のあるWebサイト管理者、Webデザイナーの方向けに、Web標準を利用するための手法やノウハウ、参考になるリソース等を、国内外を問わずご紹介します。

2007年8月16日

Webにおけるルビのサポート

フロントエンド・エンジニア 矢倉

WHATWG Blogに「(X)HTML 5 will have the only usable implementation of ruby markup」という、HTML 5におけるruby要素のサポートに関する記事が掲載されています(日本語の翻訳もすでに行われています)。

これまでruby要素はXHTMLのモジュールとして定義され、XHTML 1.1で利用可能となっていました。しかし、XHTMLのMIMEタイプをInternet Explorerがサポートしていないこともあり、ルビをWebで使える状況ではありませんでした(皮肉にも、ruby要素はIEの独自実装をベースに企画化された経緯があります)。HTML 5にruby要素を取り込むことにより、text/htmlであるXHTMLやHTMLでもルビの表示が可能となるのです。

しかしながら、ルビをふりがなとして「表示」できるようになるかは別の問題です。要素の表示にはCSSが関わってきます。要素の定義のみでは完全なルビのサポートと言い難いでしょう。

ただ、ルビの表示を制御するためのCSS3 Ruby ModuleというCSSモジュールがあり、すでに勧告候補となっています。うまくゆけばHTML 5が実装されるなかでこのモジュールのサポートも考えられ、ルビの表示がHTML 5の勧告時には行える状況になっているかもしれません。