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Web標準と検索サービス

2005年9月9日
フロントエンド・エンジニア 木達

(この記事はWeb Standards Project(WaSP)における投稿記事「Searching for Standards」を翻訳したものです。当Blogは翻訳の正確性を保証いたしませんので、必要に応じ原文を参照ください。)

2005年9月8日
Molly E. Holzschlag著

複数の主要なサーチエンジンにおけるマークアップについて、ちょっとした比較検討をしてみました。たったひとつだけ、文法的に妥当なマークアップとCSSレイアウトを兼ね備えていたのがMSNというのは、興味深いことです。僅差でAOL(文法上の問題のほとんどがエスケープされていないアンパサンド)、そしてHotBot(修正の容易なエラーがいくつかあります)が続いています。

エンジン名 マークアップ言語 テーブルレイアウトかCSSか? 文法的妥当性
Alta Vista 見栄えをHTMLで記述、DOCTYPE無し テーブルレイアウト 妥当でない
AOL (beta) XHTML 1.0 Transitional CSS 妥当でない(ほとんどがエスケープされていないアンパサンドのせい)
Excite 見栄えをHTMLで記述、HTML 4.01 DOCTYPE テーブルレイアウト 妥当でない
Google 見栄えをHTMLで記述、DOCTYPE無し テーブルレイアウト 妥当でない
HotBot XHTML 1.0 Strict CSS 妥当ではないがエラーの数は少ない
Lycos 見栄えをHTMLで記述、DOCTYPE無し テーブルレイアウト 妥当でない
MSN XHTML 1.0 Strict CSS 妥当
Yahoo! 見栄えのための独自要素や独自属性をHTML 4.01 Transitionalで使用、不完全なDOCTYPE CSS 妥当でない

先進的な開発者たちがマークアップ関連の問題を調査中であるYahoo!を除き、トラフィックが高い傾向にある検索エンジンやポータルのほとんどが、Web標準の恩恵に与っていないのはなぜでしょうか。

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