Smart Communication Design Company
ホーム > ナレッジ > Blog > Web標準Blog > 2006年1月 > Web標準を理解してもらうための方法

Web標準を理解してもらうための方法

2006年1月24日
フロントエンド・エンジニア 木達

以下のご質問は、floralさまよりCSS Nite Vol.3にお寄せいただいたものです。

なにかといろいろと聞きたいことがありますが、Web標準をどう社内やクライアントに理解してもらうのか、コンセンサス、プロセスなどを教えていただけるとうれしいです。

最近では、Webアクセシビリティ確保の重要性が広く認知されるようになったこともあってか、始めから「Web標準で」あるいは「CSSレイアウトで」といったご要望をいただくことが少なくありません。これは弊社に限った話ではなく、おそらくWeb制作を請け負う企業や個人に共通の傾向ではないかと思います。こと弊社に限っては、2004年4月よりWeb標準準拠サービスをスタートさせ、またWeb標準セミナーを通じその価値を強くアピールしてきたこともあり、社内とクライアント様の別を問わず、既に一定の理解は得られていると認識しています。

Web標準に馴染みの薄いクライアント様向けには、必要に応じWeb標準セミナーをクライアント先で開催、理解を深めていただくといったプロセスを通じ、そのメリット・デメリットにつき共通認識を形成するようにしています。その一方で、社内向けには不定期ながら勉強会やセミナーを通じ知識やノウハウの共有を推進しているほか、実際の業務を通じては、既にWeb標準を使いこなせる人とそうでない人がペアを組んでOJT(on the job training)を実施しています。また、文書化した案件個々の仕様の社内共有等も行っています。

あまりお答えになっていないかもしれませんが、たとえば清水麻遊さまが公開されているMACCAWSWeb標準導入キットや、当Blogで公開しました資料「Web標準のススメ」などは、Web標準の理解推進の場で、お役立ていただけるのではないかと思います。